犬と「遊びすぎる」リスクとは

大好きな愛犬が喜んで走り回る姿を見ると、ついつい長く遊んであげたくなりますよね。しかし、犬は「楽しい!」と感じると、自分の限界を超えて動いてしまうことがあります。
特に子犬やシニア犬の場合、体力が追いつかずに骨や関節を痛めてしまったり、心臓に大きな負担がかかったりするリスクがあります。
また、激しく動き続けることで体温が上がりすぎ、室内でも熱中症のような状態になることも珍しくありません。遊びは心身の健康に欠かせないものですが、やりすぎは怪我や病気の入り口になりかねないことを、飼い主がしっかり理解しておくことが大切です。
こんなサインに注意!遊びを止めるタイミング

ハァハァという呼吸が激しすぎる
犬は汗をかいて体温を下げることができないため、口を開けて「ハァハァ」と呼吸することで熱を逃がします。これをパンティングと呼びますが、あまりにも呼吸が速く、舌がだらんと長く伸びて色が濃くなっている場合は、体が熱くなりすぎているサインです。
この状態を放置すると、呼吸困難や脱水症状を引き起こす恐れがあります。少しでも呼吸が荒いと感じたら、おもちゃを片付けて一度遊びを中断し、涼しい場所で愛犬を落ち着かせるようにしましょう。
動きが少しゆっくりになる、またはフラつく
遊びの途中で、それまで機敏だった動きが急にゆっくりになったり、足元がフラついたりしたときは、筋肉が疲れ切っている証拠です。犬は飼い主を喜ばせようとして、疲れていても無理に動こうとすることがあります。
しかし、疲れがたまると踏ん張りがきかなくなり、転倒して足をくじいたり、段差で腰を痛めたりする危険が非常に高まります。少しでも「いつもより動きが鈍いな」と感じたら、それは体が発信している休憩のサインだと捉えてください。
呼びかけに反応しないほど興奮している
遊びに夢中になりすぎて、名前を呼んでも無視したり、目が血走って一点を凝視したりしている状態は、脳が興奮しすぎてパニックに近い状態です。
この「オーバーヒート」状態になると、普段はしないような甘噛みがエスカレートして強く噛んでしまったり、飼い主の指示が全く耳に入らなくなったりします。
興奮をコントロールできなくなる前に、一度おすわりや待てをさせてクールダウンさせることが、愛犬の心の安定と安全を守るために必要です。

