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「命のリスクに直結」大炎上の絵本作家が“より悪い方向”へ爆走中!一見美しい絵本が子どもを追い詰めるワケ

「命のリスクに直結」大炎上の絵本作家が“より悪い方向”へ爆走中!一見美しい絵本が子どもを追い詰めるワケ

大人の都合に振り回される子ども

のぶみ氏は本編やあとがきで「6歳くらいまで、ママと赤ちゃんは一つ」と強調する。この点からは、親子間の境界線がもつれ、共依存を引き起こす原因になる可能性も頭をよぎる。

「胎内記憶がある特別な子」として、わが子をトロフィーのように扱い、イベントなどに連れ回す光景はこの界隈の典型例だが、そこにあるのは子どもの意思ではなく、大人の都合だけでは。

実際、スピリチュアル活動にいそしむ大人たちに囲まれて育ったある女性は、言葉のつたなかった幼少期に「この子の魂はこう言っている」と勝手に気持ちを代弁されつづけた過去をふり返り、「思ってもいないことを自分の気持ちとして話されて、本当に嫌だった」と語っていた。

子どもが空想(あるいは本当の記憶)を話し、それを親が家庭内でやさしく受け止める。そんなほほえましい「親子のコミュニケーション」で終われば何の問題もない話を、ビジネスやイベントとして「外部へ広める」からこそ、さまざまな弊害が発生する。

しかしこの手のビジネスには度々批判が噴出する一方で、熱狂的なファンが根強く存在するのも事実。「敵が多いほど、内部の結束がさらに固くなる」という、閉鎖的なコミュニティによく見られる特有の現象だと言えるだろう。

大人が求める「感動のシナリオ」を子どもに演じさせる環境は、子どもの主体性を奪い、親の愛を「条件付き」のものへと変質させる。子どもが発する都合のいい言葉を利用してスピリチュアルビジネスが成立している現状は、子どもの発達において極めて不健全な状況だと言える。

「ママを選んで生まれてきた」が孕む残酷さ

Mr.ベイビーマン評さらに深刻なのは、「親を選んで生まれてきた」という言説。このロジックには、裏を返せば家庭環境の悪さや逆境をすべて子どもの「自己責任」にしてしまう残酷さが含まれる。

それと同時に、「運命」という耳当たりのよい言葉で現実がマスキングされることで、子どもに必要な医療や福祉、行政のサポートへつながる機会を遠ざけるケースも少なくないだろう。

大人が不快感を覚える例も多い。たとえば療育の現場。外野から「障害のある子を育てられる強い人だから、あなたが親として選ばれた」といったスピリチュアルトークで美化されて、うんざりしていると話す親は多い。



配信元: 女子SPA!

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