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「月1回だけ」なら飲みすぎても大丈夫? 肝臓を壊すリスクが3倍増す “飲酒量”と“飲み方”とは

「月1回だけ」なら飲みすぎても大丈夫? 肝臓を壊すリスクが3倍増す “飲酒量”と“飲み方”とは

研究内容への受け止めは?

編集部

カリフォルニア大学の研究員らが発表した内容への受け止めを教えてください。

中路先生

この研究は、私たちの「お酒との付き合い方」を見直すきっかけになる興味深い内容と考えます。これまで飲酒量や飲み方に問題なしと考えられてきた人の中にも、実は週末や宴会のときにまとめてたくさん飲む人が含まれており、そうした飲み方が知らないうちに肝臓へ負担をかけ、線維化リスクにつながっている可能性が示唆されました。
ただし、この研究はあくまで横断研究かつ一時点のデータをもとにしたものであり、「飲酒が直接の原因」とまでは言い切れません。一度に飲む量が増えるほど肝臓の線維化が進む傾向は、体の仕組みから考えても納得しやすい結果と思われます。
また、日本人ならではのポイントもあります。日本人はアルコールを分解する酵素(ALDH2)の働きが弱い人が比較的多く、今回の研究対象となった米国人に比べて体や肝臓に影響が出やすい体質とされています。つまり、同じ量を飲んだ場合日本人の肝臓にはより大きな負担がかかる可能性があり、「月1回の飲みすぎ」のリスクは、私たちにとっては今回の研究結果以上に深刻かもしれません。「普段はあまり飲まないから大丈夫」と思っていても、歓送迎会や年末年始など限られた機会にたくさん飲む習慣がある場合、肝臓にとっては無視できないリスクになります。お酒の量だけでなく、「飲み方」にも目を向けることが大切です。

編集部まとめ

今回の研究から、「普段の飲酒量が少なくても安心できない」ことがわかりました。脂肪肝の人は月に一度であっても、多量のアルコールを摂取する習慣は肝臓の線維化リスクを高める可能性があります。自覚症状が出にくい脂肪肝だからこそ、飲酒の頻度だけでなく「一度に飲む量」にも意識を向け、定期的な検査と生活習慣の見直しを心がけましょう。

配信元: Medical DOC

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