アザの治療で頻繁に使用されるピコレーザー。「治療当日はどんな流れ?」「ダウンタイムはどれくらい?」「少しでも短くする方法はある?」と、不安や疑問を抱く人も多いのではないでしょうか? 本記事では、治療を検討する際に気になりやすいポイントについて、池袋西口病院院長・美容皮膚科部長の船坂陽子先生(日本皮膚科学会皮膚科専門医)に詳しく聞きました。

監修医師:
船坂 陽子(池袋西口病院)
1988年3月神戸大学大学院医学研究科修了、医学博士。米国Yale大学、米国Cincinnati大学(文部省在外研究員)留学。2009年4月神戸大学大学院医学研究科皮膚科学分野准教授、2014年10月日本医科大学医学部皮膚科学教授、2024年3月日本医科大学定年退職、2024年4月日本医科大学名誉教授、2024年4月池袋西口病院美容皮膚科部長就任、2025年4月池袋西口病院院長就任。日本皮膚科学会皮膚科専門医、日本皮膚科学会認定美容皮膚科・レーザー指導専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、日本レーザー医学会認定レーザー指導医、日本化粧医療学会認定化粧医療専門医。
ピコレーザー治療の当日の流れは?
編集部
ピコレーザー治療当日は、どのような流れで進みますか?
船坂先生
診察と治療部位・出力の最終確認をした後、レーザー照射を行います。必要に応じて表面麻酔を使用します。照射自体は数分〜十数分程度と短く、治療後は冷却や外用薬の処方を行って終了です。入院の必要はなく、全体の滞在時間はカウンセリングを含めて1時間前後が目安です。
編集部
治療中の痛みは強いですか?
船坂先生
表面麻酔や冷却で軽減可能です。輪ゴムで弾かれたような刺激を感じる場合もあります。痛みの感じ方には個人差があるため、痛みに弱い人は医師に相談してください。
編集部
治療後に気をつけることはありますか?
船坂先生
治療当日は、飲酒や激しい運動、長時間の入浴は避けてください。患部を清潔に保つようにしてください。
編集部
治療後の勤務や外出は可能ですか?
船坂先生
可能です。ただし、治療後には患部に赤みや腫れが出る場合があります。人目が気になる人は念のため、事前に仕事の予定を調整しておくとよいでしょう。
ダウンタイムに出てくる症状は? 期間は?
編集部
ピコレーザー後のダウンタイムにはどんな症状が表れますか?
船坂先生
赤み、腫れ、軽いヒリヒリ感が数日続く場合があります。アザの種類によっては、一時的に色が濃く見えたり、内出血のような状態になったりする場合もあります。これらの症状はレーザーが色素に反応している過程で起こる現象であり、多くの場合は時間とともに落ち着きます。
編集部
ダウンタイムはどれくらい続きますか?
船坂先生
赤みや腫れは、一般的に数日〜1週間程度で徐々に落ち着いていきます。その後、治療内容や皮膚の状態によっては一時的にかさぶた様のものが形成され、1〜2週間ほどで自然に剥がれ落ちます。気になるかもしれませんが、無理に剥がさず自然に取れるのを待つようにしてください。かさぶた様のものが取れた直後の皮膚は淡いピンク色になります。これは治癒過程の一部であり、時間の経過とともに周囲の肌の色になじんでいきます。多くの場合、さらに1〜2週間かけて赤みが引き、見た目が安定していきます。
編集部
ダウンタイムを短くすることはできますか?
船坂先生
可能です。治療後に処方される外用薬を、医師の指示どおりに使用してください。また、回復をスムーズにするため、紫外線対策を徹底するのも重要です。
編集部
紫外線対策が大事なのですね。
船坂先生
紫外線は色素沈着を長引かせる原因になるため、室内にいる時間が長くても、必ず日焼け止めを使用して紫外線対策を徹底してください。室内にいる時間が長くても、必ず日焼け止めを使用して紫外線対策を徹底してください。また、レーザーを当てた部分を刺激したり、摩擦を加えたりしないよう注意してください。

