かつての名門チームの終わり
それから一か月後。私たちは、正式に「ライジング・スターズ」を退団した。
おどろいたことに、あの日を境にチーム内では、かつてない「反乱」が起きたそうだ。
桃太のメッセージを聞いた保護者たちが、「子どもにあそこまで言わせるなんて」「秋乃さんは異常」「自分の子どもに、あんな風にだれかを傷つける大人になってほしくない」と、次々に声を上げ始めたという。
秋乃さんに媚を売っていたママたちも、世間の目と批判をおそれ、一斉に彼女からはなれていった。
孤立した秋乃さんは、「次期会長」の座を辞退せざるを得なくなり、コーチもまた「指導力不足」を問われ、チームの立て直しを迫られたそうだ。
退団者は今も増えつづけ、かつての「名門チーム」は風前の灯火だという。
けれど、今の私にとって、それはもうとおい世界のできごとだった。
本来であれば、スポ少は子どもの健全な育成を目的としているはずです。それなのに、保護者同士の関係がドロドロしていたら…。悪影響を及ぼすのは、当然ですね。
なぜ、秋乃のような女王気質の人が生まれ、スポ少を牛耳っていたのかは謎です。しかし、体制に問題があったことは間違いなさそうです。
その後、桃太くんは別のサッカークラブに入り、楽しくスポーツを続けているそうです。自分と子どもを守るために、合わないと感じたら、ときには辞める勇気を持つことも必要ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ももこ
(配信元: ママリ)

