母子免疫は赤ちゃんへの最初のプレゼント!
そこで頼りになるのが、胎盤を通じて抗体を赤ちゃんに移行する「母子免疫ワクチン」です。RSウイルスワクチンの場合、定期接種の対象となるのは28~36週の妊婦で、接種は1回のみ。また、2人目以降の妊娠で再び接種する場合なども対象となっています。妊娠中のママが打つことで、生後3ヵ月以内の重症化を約8割(81.8%)も防いでくれるというデータもあります。
髙橋医師は、「母子免疫ワクチンは、生まれたその日から感染リスクにさらされる赤ちゃんを守るための大切な一歩」と話します。すでに世界65ヵ国以上で承認されており、懸念されていた早産のリスクについても大規模な調査で安全性が確認されているそうです。
現場のリアルな声「無料になってうれしい!」
定期接種化から2ヵ月。現場ではどのような変化があるのでしょうか?
髙橋医師によれば、「以前は3万円以上したワクチンが無料で打てるようになったことで、喜びの声が多く届いています。上のお子さんのときに入院で大変な思いをされた方が、『今回は自費でも打つ予定だったから本当に助かる』とおっしゃることも多いですね」とのこと。
SNSでは「新しいワクチンだから不安」という声もありますが、クリニックで正しい説明を受けることでほとんどの妊婦さんが安心して接種しているそうですよ。
赤ちゃんが生まれてからでは“お腹の中で抗体を渡す”というチャンスは得られません。副反応も接種部位の痛みなどが中心で、一時的なものがほとんどです。そのため、「妊婦さん全員に接種をオススメします」と断言する髙橋医師。
大切な我が子の健やかな呼吸を守るために、ぜひ近くの産婦人科に問い合わせたり厚生労働省などのホームページをチェックしてみたりしてくださいね。
