薬を安全に使うために
編集部
薬で腎臓が壊れることもあるのですね。
加藤先生
どのような薬にも副作用のリスクは伴います。適切に使えば、効果的かつ体を助けてくれるため、必要性とリスクのバランスを理解した上で使用することが重要です。
編集部
薬を安全に使うために、注意しておくべきポイントはあるのでしょうか?
加藤先生
腎機能についてこれまでに指摘されたことがある人は、別の疾患で医療機関を受診する際にも、必ずその情報を伝えることが重要です。薬の選択や用量調整に関わるため、「腎臓と関係ない病気だから」と自己判断せず、きちんと医師に申告することで安全な治療につながります。
編集部
市販薬を使用する際、気を付けることはありますか?
加藤先生
市販薬は、医療機関での処方薬より成分がマイルドであったり、含有量が少なかったりするものの、成分によっては腎臓に影響を与えることがあります。特に、長期間使用する場合は注意が必要です。長期にわたり気になる症状がある場合は、腎機能に関係なく、医療機関に相談することが大切です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
加藤先生
腎臓は、老廃物や余分な水分を尿として排出するだけでなく、血圧の調整やホルモンの分泌など、体内環境を保つ重要な働きをしています。また「薬の出口」としての役割もあり、薬によっては腎臓に負担がかかることがあります。私たちは病気や痛みを治すために薬を飲みます。ただし、中には腎臓に大きな負担をかけてしまう薬もあるため、特に高齢の人や日常的に服薬している人は注意が必要です。自己判断で薬を使わず、気になることがあれば主治医や薬剤師に相談しながら、安全に治療を続けましょう。
編集部まとめ
薬は日常的に使われる身近な存在です。一方で、腎臓への影響という側面もあります。特に腎機能に不安がある人は、薬の使い方や医療機関への情報共有が重要です。体調の変化や検査結果を見逃さず、早めに対応することにより、自分の腎臓を守りましょう。

