犬は「ツライ」気持ちを隠したがる動物

犬は本能的に、弱っている姿を見せない傾向があります。野生では「弱さ=危険」だと認識していたため、限界まで普段通り振る舞っていたと考えられているのです。
現代の犬たちは、この習性が多少弱まっているとはいえ、今でも遺伝的に受け継がれています。そのため、もしも飼い主が「なんだかいつもと違う気がする…」と思ったときは、ストレスや体調不良など「ツライ」気持ちのサインかもしれません。
犬はどんな理由で「ツライ」と思うの?
犬は、以下のような理由で「ツライ」と感じます。
飼い主からの愛情不足 長時間の留守番など孤独な状況 犬らしい生活を送れないストレス 生活環境の大きな変化(引っ越しや家族の旅立ちなど) 体調不良このようなストレスや体調不良を放置してしまうと、心身ともに悪影響を及ぼし、体調不良や問題行動が悪化したり、もともと体調不良だった場合は、病気が進行し、最悪の場合、助からなくなってしまうこともあります。
犬は自分から「ツライ」と言葉で伝えられません。だからこそ、飼い主は愛犬の小さな違和感から、愛犬の苦しみを汲み取ってあげましょう。
犬が『ツライ』ときにみせる行動5選

ここでは、犬が「ツライ」と感じているときにみせる行動を紹介します。しっかり見ていなければ見落としてしまうサインもあるので、日頃から愛犬の行動をよく観察しておきましょう。
1.食欲がなくなる
いつもより食べるスピードが落ちたり、ごはんを残したりするときは、必ず何らかの理由があります。食欲がなくなるときは、体調不良や強いストレスによって食欲が落ちているケースが多いので、見逃さずに注意深く愛犬の様子を観察してください。
2.日中の元気がなく動きたがらない
いつもは元気な愛犬が、今日は1日中ぐったりしている…。その違和感は、見逃してはいけません。
散歩に行きたがらなかったり、同じ場所で同じ姿勢のまま1日中過ごしていたり、目に力がなくぼんやりとしているなど、普段の愛犬と比べて違和感を覚えたら、寂しさや強い孤独感によるストレス、または体調不良が疑われます。
3.ストレスサインを見せている
以下のようなストレスサインは非常に見落としやすいポイントです。「退屈」「不満」「寂しい」といった強い感情によって起こる行動なので、見逃さないようにしてください。
頻繁なあくび 前足を舐め続けている 自分の体を掻きむしっているこのようなストレスを放置していると、信頼関係の崩壊やうつ病、分離不安、自傷行為など、より症状が悪化してしまいます。早めに原因を特定し、必要な対応で改善しましょう。
4.問題行動が増える
「最近、問題行動が増えてきたな」と感じてきたときは、愛犬が苦しんでいるサインかもしれません。
吠える 噛む 破壊行為 トイレの失敗が増えるある時期を境に、上記のような行動が増えた、悪化したと感じる場合は、強いストレスや不満が溜まっている可能性が高いです。愛犬にのびのびとした暮らしをさせてあげられているか、清潔な環境を維持しているか、毎日しっかり愛情を届けているかなど、振り返りましょう。
5.激しい動きをしていないのに呼吸が荒くなる
激しい運動をした後でもないのに、「ハァ、ハァ」と荒い呼吸を繰り返しているときは、体調不良や不適切な室温、強いストレス、不安を抱えている状態です。
放置してしまうと症状が悪化したり、強いストレスから体調不良へと悪化するなどの懸念があります。信頼関係にもヒビが入るので、何が原因で呼吸を荒くしているのか探りましょう。

