長女が4歳、次女が2歳のときに、家族で温泉旅館に宿泊したときのエピソードです。子どもたちも楽しみにしていた旅行でしたが、夕食後に家族風呂へ向かう途中、見知らぬ男性に声をかけられ、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。最初は「少し変わった人だな」と思う程度だったのですが、その行動は次第にエスカレート。ついには耳を疑うような発言まで飛び出して……。
温泉旅館で見知らぬ男性が接近
家族風呂の予約時間まで少し余裕があったため、廊下のソファに座って、子どもたちと一緒に夫を待っていました。すると、50代くらいの男性が近くにやってきて腰掛けたのです。
最初は特に気に留めていなかったのですが、その男性が突然、次女に向かって「その車のおもちゃ、おじさんに貸して」と声をかけてきました。
人見知りなこともあり、怖がって固まってしまった次女。私がすかさず「すみません、今これで遊んでいるので……」とやんわりお断りしたところ、男性はニヤニヤと笑いながら「ケチだねぇ。子どもなんだから、みんなで共有できるようにならないと」と言ってきたのです。その言い方にモヤモヤとした違和感を覚えつつも、私はその場をやり過ごそうと努めました。
突如、次女の手からおもちゃを強奪!?
しかしその直後、信じられないことが起きました。男性はいきなり次女の手からおもちゃを力任せにひったくり、「ほら、こうやって遊ぶんだよ」と勝手に遊び始めたのです。
あまりに突然の出来事に、次女は一瞬何が起きたか分からず呆然とした後、すぐに大泣きしてしまいました。私は慌てて「返してください!」と抗議しましたが、男性は「ちょっとくらいいいでしょ? そんなに怒ること?」と、なんと逆ギレ気味に言い返してきたのです。
さらに男性は、おもちゃを目の前で振り回しながら「最近の親は神経質すぎるんだよ」「こんなことで泣くなんて、弱っちいなぁ」と言い放ち、まるでこちらに落ち度があるかのような口調で責め立ててきました。すると、見かねた長女が勇気を振り絞って「それ、妹のだよ」と言ってくれたのです。
しかし男性は「うるさいなぁ、親のしつけがなってないね」と、小さな子どもに対して吐き捨てるように言い放ちました。その耳を疑うような言葉の数々に、私は戦慄を覚えました。

