「一生許さない」夫に離婚届けを叩きつける
義父が深くため息をつきました。
「……庸介。お前、私からも金を借りていたな。『仕事の運転資金だ』と言っていたが、それも株だったのか?」
庸介は黙り込みました。
「情けない……。美恵子さん、すまなかった。息子がこんな病的な人間だとは。お前の言う通りだ。離婚は当然だ」
義母も泣き出しました。
「庸介、しっかりしなさいよ……。どうしてこんなことに……」
「美恵子、頼む! もう一回だけ、もう一回だけチャンスをくれ! 今度は本当に、スマホも解約するから!」
庸介が私の足元にすがってきましたが、私の心には一滴の同情も湧きませんでした。
「その言葉、2年前も聞いたわ。リイナの誕生日にあんな顔をしてスマホをいじっていたあなたを、私は一生許さない」 私は離婚届を彼の前に叩きつけました。
「サインして。そして、今日中に私物を全部持って出て行って。二度と、この敷地を跨がないで」
あとがき:情けは無用、完全なる「清算」
土下座や涙で許されると思っている甘い夫に、現実という鉄槌が下るシーンは圧巻です。義両親の前ですべてをさらけ出すのは勇気がいりますが、これこそが最大の防御。美恵子さんが求めたのは復讐ではなく、子どもたちの将来を担保するための「相殺」です。リイナさんの誕生日に冷たい顔でスマホを見ていた夫への、これ以上ないほど鮮やかな決別の儀式でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

