マネをされる恐怖
でも、私自身が消えていくような…自分の個性をじわじわと侵食されているような、何とも言えない恐怖を感じるようになった。
何から何まで、私の後ろを歩いてくる。彼女の人生の中に、彼女自身の意思はあるのだろうか。
私は、少しずつ彼女と距離をおこうと心に決めた。
しかし、逃げようとすればするほど、彼女の執着は意外な方向へと加速していったのだ。
あとがき:「私」が奪われる恐怖
自分のこだわりや家族との思い出が詰まった「世界に一つ」をコピーされるのは、耐えがたい苦痛です。ほめ言葉を免罪符にして、土足でふみ込んでくる周子の姿は、現代の「マウント」よりも質がわるいかもしれません。
自分を肯定するため、他人をトレースしつづける彼女の虚無感と、それによって自分を見うしないそうになる愛美の孤独。2人の対照的なゆがみが、読者の心におもくひびきます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

