家庭用血圧計のスマホ連動モデルはどのようなメリットがあるのでしょうか。メディカルドック監修医がスマホ連動の特徴と血圧の異常で気をつけたい病気について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「家庭用血圧計」は何が”おすすめ”?医師が正確な測定方法も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
小鷹 悠二(おだかクリニック)
福島県立医科大学医学部卒業 / 専門は循環器内科 / 2009/4月~2013/3月宮城厚生協会坂総合病院 / 2013/4月~2017/3月東北大学病院循環器内科・同大学院医員 / 2017/4月~2018/5月仙台オープン病院循環器内科医長 / 2018/5月~おだかクリニック副院長 / 診療所での外来業務に加え、産業医、学校医としての業務も行っている。
家庭用血圧計とは?
皆さんが普段使用する血圧計は、「家庭用血圧計」というタイプです。家庭用血圧計には、上腕式と手首式の2つのタイプがあります。上腕式は心臓に近い太い血管で測定するため正確性が高く、最も推奨されます。手首式は小型で持ち運びに便利ですが、正確に測るには少しコツが必要です。
家庭用血圧計はスマホ連動モデルの方が良い?
血圧計のスマホ連動とは?
血圧計のスマホ連動とは、Bluetoothなどの無線通信技術を使用して、血圧計で測った血圧や脈拍の値をスマートフォンの専用アプリへ自動で送り、保存する仕組みのことです。これまでは測るたびに数値を紙の血圧手帳へ手書きして記録するのが一般的でしたが、この機能があれば手間なくデジタルデータとして残すことができます。オムロンやタニタ、シチズンなど、多くの主要メーカーからアプリと連携できる便利な機種が販売されており、日々の血圧管理がとても簡単になります。
血圧計のデータをスマホ連動するメリット
メリットは「記録が自動になる」ことで、手書きの手間や書き忘れを完全になくせる点にあります。専用アプリが数値を自動で集計してグラフにするため、自分の血圧がどう変わっているかをひと目で確認でき、健康への意識も高まります。また、診察の際にお医者さんにスマホの画面を見せるだけで正確な家庭血圧のデータを伝えられるため、より適切な診断や薬の調整に役立ちます。機種によっては、離れて暮らす家族とデータを共有して健康状態を見守ることも可能です。
スマホ連動の血圧計を使うときの注意点
注意点は、便利な機能だけに注目せず、正確に測定できる「上腕式」の血圧計を使うという基本を守ることです。最近はスマートウォッチやスマホのカメラ機能だけで血圧が測れるとするものもありますが、現時点では医療的な精度が十分に保証されておらず、それをもとに医師が薬の量を調整することはありません。また、自分のスマホの機種やアプリのバージョンが血圧計と正しく対応しているか、購入前に確認することも大切です。測定は椅子に座って1〜2分安静にするなど、常に正しい姿勢で測定することを心がけましょう。

