アジソン病の原因の特定と治療

アジソン病の原因を特定するためにどのような検査が行われますか?
アジソン病の原因を特定するためには、内分泌的な検査を行うことが一般的です。内分泌的な検査は、一般的には採血で行います。負荷試験といって、薬剤を身体に負荷してその前後の採血でホルモンの動きをみる検査を行います。また、内分泌的な検査と並行して、胸腹部のレントゲン検査(X腺)、腹部CTを行って病因を調べます。
結核性を疑う場合は、ツベルクリン反応をみる場合もあります。
アジソン病は原因によって治療法が異なるのですか?
どのような原因でも、副腎からホルモンが分泌できなくなった場合はホルモンを補充する治療を行うしかありません。このため、アジソン病では、病因にかかわらずステロイドホルモンの補充が必要です。
なお、アジソン病では、ストレス時に、必要な量のステロイドホルモンを補えないと、副腎クリーゼを起こすことがあります。
副腎クリーゼでは、強いだるさ、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱、脱水、血圧低下、意識障害などがみられ、命に関わることもあります。疑われる場合は、すぐに医療機関を受診し、ステロイドホルモンの注射や点滴による治療が必要です。
編集部まとめ

この記事では、アジソン病の原因について説明しました。
どのような原因であれ、アジソン病ではホルモンの補充が必要です。また、この補充は、ストレスの有無によって、患者さん自身が自己調整することが必要です。
アジソン病では、副腎クリーゼを起こしてしまうと命の危険があります。
内服薬の調整に迷うときや、ストレス時に指示された量の内服をしても調子が悪いときは、副腎クリーゼを起こしてしまう可能性があるため、早めの病院受診がすすめられます。
アジソン病と診断された場合、日々の体調とストレス状況をチェックし、内服薬をしっかりと調整しましょう。
参考文献
『アジソン病(指定難病83)』(難病情報センター)
- 「コルチゾールがストレスホルモン」と言われる理由とは?コルチゾール値が高い人の特徴も解説!
──────────── - 「コルチゾール」とはどんなホルモンかご存知ですか?コルチゾール値の異常で現れる症状も解説!
──────────── - 長引く「だるさ」「高血圧」に潜む『副腎』の病気とは? どんな症状に注意!?【医師解説】
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