シェーグレン症候群診断後の治療を行う診療科目

シェーグレン症候群と診断されたらリウマチ科や膠原病内科で治療を受けるのですか?
シェーグレン症候群と診断された場合、多くの患者さんはリウマチ科や膠原病内科で全身の評価や治療を受けます。この病気は涙腺や唾液腺だけでなく、肺や腎臓、関節、神経、皮膚などさまざまな臓器に関わる可能性があるため、全身をみる診療科での管理が重要です。治療が必要でない場合でも、定期的な経過観察で臓器病変の出現がないかをみていきます。一方で、症状に応じてほかの診療科と連携して治療が行われます。例えば、目の乾燥は眼科、お口の乾燥は歯科口腔外科での対応が必要になることがあります。臓器障害がある場合には、それぞれの専門科が関わることもあります。
このように、リウマチ科や膠原病内科が中心となりながら、症状に応じて複数の診療科が連携して治療を行うのが一般的です。
参照:シェーグレン症候群(難病情報センター)
皮膚症状や目の症状、口腔の症状はそれぞれ別の診療科で治療を受けますか?
内科で軽度の皮疹に対する外用薬や眼の乾燥を防ぐ点眼薬、唾液分泌を促す薬、人工唾液のスプレーなどの処方をすることは可能です。ただし、角膜に傷がないか、口腔内にむし歯がないかといった定期検診は内科で行うことはできません。また、難治性の皮疹への対処やできてしまったむし歯の処置、涙が目から流れ出てしまうのを防ぐ涙点プラグの手術などの専門的な治療はそれぞれの専門科で行います。必要に応じてそれぞれの科を受診しましょう。参照:シェーグレン症候群(難病情報センター)
通院先が増えても治療の内容や身体の状態はそれぞれの通院先で共有されますか?
基本的には、診療科同士で情報共有が行われることが多く、検査結果や治療内容などの医療情報はそれぞれの通院先で共有されます。特に紹介状を介して受診した場合や、同じ医療機関内で複数の診療科を受診している場合は、スムーズに連携が取れることが多いです。一方で、患者さんが別の医療機関を自主的に受診した場合などは、情報が十分に共有されないこともあります。そのため、現在の治療内容や服用している薬、これまでの検査結果などを自分でも把握し、必要に応じて医師に伝えることが大切です。
編集部まとめ

シェーグレン症候群の診断や全身管理はリウマチ科や膠原病内科が中心となって行います。診断は一つの検査で決まるものではなく、問診や血液検査、乾燥の評価、組織生検などを組み合わせて総合的に判断されます。
また、診断後も症状や臓器障害の有無に応じて複数の診療科が関わり、連携しながら治療や経過観察が行われます。通院先が増えることもありますが、必要に応じて情報共有が行われるため、主治医と相談しながら適切な医療体制を整えていくことが大切です。
参考文献
シェーグレン症候群(難病情報センター)
リウマチ専門医とは(日本リウマチ学会)
シェーグレン病(日本リウマチ学会)
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