体が大きくなる猫種5選
大型猫の多くは、寒冷地の過酷な環境に適応する過程で誕生しました。豊かな被毛と骨太でがっしりした体格を持ち、性格は温厚で人懐っこいタイプが多いといわれています。ここでは、代表的な猫種5つについて見ていきましょう。
1.メインクーン
アメリカ原産のメインクーンは世界最長の猫種としてギネス認定されており、鼻先からしっぽまで123cmという記録を持っています。オスの成猫の体重は約6〜8kg、メスは約4〜6kgとされていますが、10kgを超える個体も存在します。
性格は、温厚で人懐っこく「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」という異名を持っているほどです。また、賢く従順なこともあり「犬のような猫」と呼ばれることも。その性格を活かして、かつてはネズミ退治のワーキングキャットとして人々と暮らしていました。
活発な性格のため十分な運動スペースと体格にあった大きめのベッドやトイレが必要になります。お迎えには住環境も含めてよく検討しましょう。
2.ラグドール
ラグドールは、1960年代にアメリカで作出された猫種です。成猫のオスは体重約6.5〜9kg、メスは約4.5〜7kgに成長します。猫種名の「ラグドール(ぬいぐるみ)」は、抱っこされると体の力を抜いてリラックスする様子からつけられました。
攻撃性が低く、穏やかな性格で、鳴き声が小さい、無駄鳴きをしないといった特徴から、集合住宅でも飼いやすい猫種とされています。一方で、のんびり屋さんで運動量が少ないこともあって、肥満に注意が必要です。食事管理を徹底し、太らせないようにしましょう。
3.ラガマフィン
ラガマフィンは、1980〜90年代にアメリカでラグドールから派生した大型の猫です。成猫のオスは体重約7〜9kg、メスは約4〜7kgで、なかには10kgを超える個体もいます。ラグドールと見た目や性格が似ていますが、毛色や瞳の色に制限がないのが違いです。
性格は穏やかで甘えん坊、飼い主さんにべったりで、長時間の留守番は苦手な傾向があります。「猫界のテディベア」と呼ばれるぬいぐるみのような見た目と、人懐っこさが魅力の猫種です。
運動量が少ない一方で、食いしん坊な個体も多く、太りやすいため徹底した体重管理が求められます。
4. ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェー原産で、バイキングの時代から農場や船でのネズミ退治を担い、人と暮らしてきました。成猫のオスの体重は約5〜7kg、 メスは約3.5〜5.5kgです。オスは10kg近くまで成長する個体もいます。3〜4歳ごろまでゆっくり成長します。
性格はとても穏やかで好奇心旺盛。人やほかの動物に対しても社交的で順応性が高く、甘えん坊な個体が多いといわれています。そのため、体は大きいものの、はじめて猫と暮らす人にもおすすめの猫種です。
5.サイベリアン
ロシア東部シベリア地方を起源とする土着猫で、「ビア樽」とたとえられるほど丸みのあるがっしりした体型が特徴です。オス、メスともに成猫は約4〜9kgに成長しますが、オスでは10kgを超える個体もいます。
個体差はありますが知能がとても高く、犬のように「マテ」「オスワリ」などの指示を覚えることができるともいわれており「犬のような猫」といわれています。性格は温和で従順、社会的な一方で、独立心が強くマイペースな一面もあるため、距離感に注意が必要です。
また、サイベリアンは猫には珍しく水を怖がりません。思わぬ事故を防ぐためにもお風呂や洗濯機などの対策は必須です。
大型猫の飼育のコツ
大型猫を迎えるにあたって最初に見直したいのが飼育スペースです。トイレ、ベッド、キャットタワーはいずれも大型猫の体格に合ったサイズを選ぶようにしましょう。とくに、キャットタワーは安定感重視で、大型猫が飛び乗っても倒れにくいものを選んでください。天井突っ張りタイプが安全です。
大型猫は穏やかで、おとなしい性格の猫が多く、太りやすい傾向があります。なかでも、ラグドールやラガマフィンなどの運動量が少ない猫は注意が必要です。定期的に体重を測り、食事管理に活かしましょう。
また、大型猫は長毛種が多く毛球症に注意が必要です。予防のためにも、毎日のブラッシングが欠かせません。

