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当日に仮歯が入る『即時荷重インプラント』とは? メリットや注意点【歯科医師解説】

当日に仮歯が入る『即時荷重インプラント』とは? メリットや注意点【歯科医師解説】

即時荷重インプラント治療の進め方

即時荷重インプラント治療の進め方

編集部

即時荷重インプラント治療を希望する場合、まずはどのような流れで治療が進みますか?

小林先生

初めに、X線(レントゲン)撮影や口の中の写真撮影、場合によっては3Dスキャナーでの撮影や型取りによる模型の作成なども行います。インプラント治療の場合は、加えてCT撮影が必要です。こうした検査結果と患者さんの要望を踏まえて、治療方針を相談していきます。難易度が高くないケースでは、初診時に治療方針を決めて次回に手術ということもあります。一方、全体的にかみ合わせを作り直すケースでは、複数回にわたって治療計画を提示し、選択肢を患者さんと相談しながら決めていきます。いずれにしてもケースバイケースで、一人ひとりに合わせた形で進めていくのが基本です。

編集部

手術では、どのような流れでインプラントを埋入するのでしょうか?

小林先生

手術では、インプラントを骨に埋入した上で、その日のうちに仮歯を装着します。手術後は、インプラントが骨としっかり結合するまで待つ期間が必要です。基本的には8週間が目安ですが、骨の状態によって期間は変わってきます。例えば、骨の量が少なくて骨の造成を一緒に行ったケースや、骨の状態がしっかりしておらず固定が弱かったケースでは、3〜4カ月ほど待つこともあります。その後、インプラントが骨と結合していることを確認できたら、いよいよ仮歯の調整に入っていく流れです。

編集部

仮歯の調整から最終的な歯の装着までの流れについても教えてください。

小林先生

まず、仮歯でかまないように調整していたケースでは、かめるように修正を加えていきます。すでに仮歯でかんでいたケースでも、かみ合わせが問題ないかを改めてチェックします。特に、全ての歯をインプラントで治療するようなケースでは、時間の経過で歯の形が変化してくるため、大掛かりな調整が必要になることも少なくありません。調整期間は数回で済むケースもあれば、1〜2カ月ほどかかるケースもあります。仮歯で問題のない状態を作れたら、その形やかみ合わせを参考に最終的な歯を製作します。完成した歯を装着した後は、調整や歯ブラシ指導を経て、継続的なメンテナンスへと移行していく流れです。

編集部

最後に、読者へメッセージをお願いします。

小林先生

即時荷重インプラントはメリットの多い治療法であると同時に、高度な知識と技術が求められる治療でもあります。担当する歯科医師や技工士の経験、医院全体のシステムなどによって、治療結果は大きく左右されます。従って、「即時荷重インプラント=素晴らしいもの」と短絡的に考えるのではなく、自身に合った治療法を見極めることが大切です。従来のインプラント治療も含めて、歯科医師の話をよく聞き、納得した上で治療を受けてもらいたいと思います。

編集部まとめ

即時荷重インプラントは、手術当日に仮歯まで装着できる治療法です。歯ぐきの形を早期に整えられる点や、歯がない期間を経験せずに済む点に大きなメリットがありますが、全てのケースで「すぐにかめるようになる」わけではなく、過度な負荷はインプラントと骨の結合を妨げるリスクにもつながります。治療の成否は担当医や医院の体制にも大きく左右されるため、信頼できる歯科医師に相談し、自分に適した治療法をしっかり見極めていきましょう。

配信元: Medical DOC

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