娘が3歳のころ、50代の義母は推しのライブが生きがいで、いつもライブ中心の生活を送っていました。そんな義母に、ある日どうしても外せない用事ができ、子守りをお願いすることに。夫からも何度も確認してもらい、義母も「はいはい、大丈夫よ」と軽い調子で了承してくれました。ここまで念押しすれば大丈夫だろうと、私は安心しきっていたのですが……。


カレンダーに書いたのに、まさかの不在
どうしても外せない用事というのは、夕方からの保育園の役員会でした。私は義母に、役員会の間、子どもを預かってほしいと頼んだのです。役員会は必ず出席が必要で、欠席すると周りにも迷惑がかかる大事な集まりです。私は1カ月前から日程を伝え、忘れないように義母のカレンダーにも書き込みました。
しかし役員会当日、驚くべきことが起きたのです。子どもを連れて義母の家へ向かい、インターホンを何度押しても反応がありません。玄関の電気もついておらず、明らかに誰もいない様子です。
「まさか……」と嫌な予感がして電話をかけてみると、義母は楽しそうな声でこう言いました。
「え? 今からライブだけど? 県外にいるんだよ!どうかした?」
悪びれない義母にあぜん!結局…
一瞬、頭の中が真っ白になりました。「ライブ!? 県外!? 今日って、子守りをお願いしてた日だよね?」と大混乱。思わず「今日、役員会で……。子どもの預かりをお願いしていましたよね?」と聞き返すと、義母は「あー、そうだっけ? でもチケット当たっちゃってさ〜」と、まったく悪びれる様子もありません。
事前に義母からは「その日はライブのチケット当たらなかったから大丈夫」と聞いていたのですが、どうやらそれとは別の公演が当たり、私たちとの約束はすっかり忘れて、ライブ遠征していたらしいのです。
私は慌てて夫に電話して事情を説明すると、夫は急きょ仕事を早退して帰宅してくれることになりました。

