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「糖尿病」を発症すると「血圧」はどうなる?受診の目安となる血圧の数値も解説!

「糖尿病」を発症すると「血圧」はどうなる?受診の目安となる血圧の数値も解説!

糖尿病の患者さんが血圧を管理するポイント

糖尿病の患者さんが血圧を管理するポイント

糖尿病と診断されている人は毎日血圧を測った方がよいですか?

糖尿病と診断されている方は、家庭で血圧を測る習慣をつけるとよいでしょう。診察室の血圧だけでは、緊張で高くなる白衣高血圧や、診察室では正常でも自宅で高くなる仮面高血圧を見逃すことがあります。
家庭血圧は、治療方針を考えるうえで重要な情報です。起床後や就寝前など、できるだけ同じ条件で測定し、記録を続けましょう。糖尿病の患者さんは、診察室血圧は130/80mmHg未満、家庭血圧は125/75mmHg未満を目安に管理することがあります。

どのような生活習慣の改善が血圧の管理に有効ですか?

血圧管理の基本は、減塩、体重管理、運動、節酒、禁煙です。食塩は1日6g未満を目標にすることがすすめられます。肥満がある場合は、適正体重に近づけることで、血圧や血糖、脂質の改善につながることがあります。運動は、ウォーキングや軽いジョギング、水中歩行、サイクリングなどの有酸素運動を、無理のない範囲で継続することが基本です。

中等度の有酸素運動を週150分以上、週3回以上行い、運動しない日が2日以上続かないようにしましょう。併せて、飲酒量を控える、禁煙する、睡眠を整えることも血圧の安定につながります。

参照:『糖尿病診療ガイドライン2024』(日本糖尿病学会)

糖尿病の患者さんが食事で気を付けることを教えてください

糖尿病の患者さんが血圧を管理するには、まず塩分を控えることが基本です。そのうえで、野菜や海藻、きのこ類などを取り入れ、食物繊維を意識した食事にすると、血糖値や体重の管理にもつながります。腎機能に問題がなければ、野菜や果物に含まれるカリウムを適度に取ることも血圧管理に関係します。ただし、腎機能が低下している方はカリウム制限が必要になることがあります。脂質は、肉の脂身やバターなどに含まれる飽和脂肪酸を控え、魚などを取り入れるとよいでしょう。飲酒は量を決め、飲みすぎを避けることも大切です。

糖尿病の患者さんの高血圧は薬で治療できますか?

糖尿病の患者さんの高血圧は、生活習慣の改善だけで十分に下がらない場合、薬で治療できます。よく使われる薬には、ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)、ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)、カルシウム拮抗薬、利尿薬などがあります。特にACE阻害薬やARBは、血圧を下げるだけでなく、腎臓を保護し、蛋白尿を減らす効果が期待されるため、腎症を伴う患者さんで選ばれることがあります。

糖尿病で血圧が気になるときの受診の目安

糖尿病で血圧が気になるときの受診の目安

糖尿病の患者さんは血圧がどの程度になったら受診すべきですか?

糖尿病の患者さんは、家庭血圧が135/85mmHg以上の日が続く場合は、受診して相談すべきです。1回だけ高い数値が出てもすぐに判断せず、まずは家庭で血圧を測り、朝や夜の数値を記録しておくとよいでしょう。
糖尿病の患者さんは、家庭血圧を125/75mmHg未満に保つことが目標になる場合があります。血圧が高めに続く場合は、3ヶ月程度の記録を持参して主治医に相談すると、年齢やふらつき、腎機能、ほかの病気も踏まえて、生活習慣の見直しや治療方針を考えやすくなります。

参照:
『糖尿病診療ガイドライン2024』(日本糖尿病学会)
『血圧の話』(日本高血圧学会)

血圧が高いときは糖尿病の主治医に相談をすればよいですか?

血圧が高いときは、まず糖尿病の主治医に相談するとよいでしょう。糖尿病は、血糖値だけでなく、血圧や脂質、腎機能、眼の合併症も含めて管理していくことが大切です。

主治医は、糖尿病の治療内容や腎臓の状態、網膜症の有無を踏まえて、血圧の目標や薬の選び方を判断できます。家庭血圧を記録して持参すると、診察室だけではわからない日常の血圧変動も確認しやすくなります。急に血圧が上がった、ふらつきがある、薬との関係が心配など、不安がある場合も相談しましょう。

配信元: Medical DOC

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