決定的だった年末の食事会
親戚が集まった年末の食事会。
広い座敷に料理が並び、皆が席に着く中、またA子の前にだけ何もありませんでした。
箸も皿も湯のみもありません。
まるで最初から人数に入っていないような扱いだったそうです。
親戚たちは会話に夢中で気づかず、義母は台所から出てきても見て見ぬふり。
その瞬間、A子は「ああ、今年もこれか」と静かに諦めかけました。
すると、隣にいた夫が立ち上がりました。
夫の一言で空気が一変
何も言わず、自分の前の皿・箸・湯のみ・料理をすべて妻の前へ移動させたのです。
そして全員に聞こえる声で言いました。
「母さん、今年もA子の分だけ用意してないけど、何か理由ある?」
場が凍りました。
義母は笑ってごまかそうとしました。
「やだ、忘れてただけよ〜」
すると夫は即座に返しました。
「毎回?」
誰も声を出せませんでした。
夫はさらに、今までの出来事を一つずつ口にしました。
「箸がない日もあった。茶碗がない日もあった。料理が最後まで来なかった日もあった。全部たまたま?」
親戚たちの視線が一斉に義母へ向きました。
義父まで黙り込み、空気は完全に逆転。

