それぞれの想い、そして歩み寄り
実母のアドバイスもあり、私は拓也を通じて日を改めさせてほしいことをお伝えしました。
「今日は美結の体調が少し落ち着かない時間帯もあること」
「私自身も寝不足で、十分なおもてなしができないこと」
そして、「来週のお宮参りで、元気な姿を一番にしっかりと見せたい」という前向きな希望を添えて。
拓也から連絡を受けた義両親は、ハッとした様子だったそうです。自分たちの「会いたい」という気持ちが先行するあまり、産後の私の体調や、私の実家の家族への配慮が欠けていたことに気づいてくれたようでした。
「配慮が足りなかったわ。お宮参りで会えるのを、本当に楽しみにしているからね」
義母から届いた丁寧なメッセージを見て、張り詰めていた私の心の糸が、すっと緩んでいくのを感じました。
新しい家族のカタチ
そして迎えた、翌週のお宮参り。すくすくと育つ美結を抱き、嬉しそうに涙ぐむ義両親の姿がありました。その穏やかな笑顔を見たとき、あのとき無理をして実家で迎えるのではなく、お互いが万全の状態で今日という日を迎えて本当によかった、と心から思えました。
育児の常識や心地よい距離感は、世代や立場によってどうしてもズレが生じてしまうものです。
義両親にとっては「悪気のない純粋な愛情」であり、私にとっては「必死な毎日の防衛本能」。どちらかが100%悪者というわけではなく、ただお互いの見えている景色が違っただけなのでしょう。
今では、テレビ電話の頻度も事前にメッセージで確認してくれるなど、程よい距離感でお付き合いができています。
これから長く続く育児の道のり。お互いの気持ちを言葉にして伝え合いながら、この大切な小さな命を、みんなで温かく見守っていけたらいいなと思っています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kumasan
(配信元: ママリ)

