乳がんは「セルフチェックしやすいがん」
編集部
闘病中を振り返ってみて、後悔はありますか?
さおりさん
はい。「しこりができてもここまで放置しなければよかった」「がん検診で『異常なし』と言われていたとはいえ、自分が気になった時点ですぐに受診すればよかった」という気持ちは正直あります。それでも最終的には、自分から医師に症状を訴えたことで早期に見つかったのは、本当に幸運だったと思っています。「転移していなくて、本当によかった」。今はその一言に尽きます。
編集部
現在の体調や生活はいかがですか?
さおりさん
手術が無事に終わり、病理検査の結果待ちの状態です。体調は思ったより悪くなく、食欲もあって元気です。ただ、傷口がまだ痛みます。
編集部
医療従事者に望むことがあれば聞かせてください。
さおりさん
月並みかもしれませんが、患者さんは寄り添ってもらえるだけで本当に安心します。「入院」という言葉を聞くと、どうしてもネガティブなイメージが先に立つと思います。でも、看護師をはじめ医療従事者の対応次第で、患者さんは入院生活も嫌じゃなくなり、前向きに過ごせるかもしれません。医療従事者の皆さんには、安心できる環境づくりに努めてほしいですね。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
さおりさん
乳がんは、自分で見つけられる数少ないがんで、「早期に発見できれば予後がよい」とも聞いています。検診はもちろんのこと、検診で「異常なし」と言われたからといって安心せず、少しでも違和感やしこり、分泌物、痛みなどがあるようなら、早めに医療機関を受診してほしいですね。異変に早く気付くためにも、お風呂などで日常的にセルフチェックをすることをおすすめします。
編集後記
検診結果を過信せず、自分の体の変化を見逃さないことが、命を守る一歩となります。さおりさんは、3年越しのしこりの変化に自ら声を上げ、ステージ1の段階で乳がんを発見できました。日々の入浴時に体に触れる習慣を付け、「いつもと違う」と感じたら迷わず医療機関に相談してください。
本稿には特定の医薬品、医療機器についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や販売促進などを目的とするものではありません。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
記事監修医師:
寺田 満雄(名古屋市立大学乳腺外科病院)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。
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