熱心すぎる指導に我慢の限界
ところが彼は、そんな私に対して「やる気がない!」「もっとまじめに!」と、まるで指導するように言ってくるのです。最初は軽く受け流していましたが、毎回のように言われるうちに、カラオケへ行くことがおっくうになってしまいました。
そんなある日、彼から「まじめに歌わないから上達しないんだよ。だから僕はいつも98点以上なのに、君は90点くらいなんだよ」と言われたのです。そのひと言で、私はついに我慢できなくなりました。
「のど自慢大会じゃないんだから、私は点数なんてどうでもいいの! 楽しく歌いたいだけ。そんなふうに言うなら、もう一緒にカラオケには行かない!」
そうはっきり伝えると、彼は驚いた様子で「ごめん! もう言わない!」と謝ってくれました。
のちに知ったのですが、彼はカラオケに熱心すぎるあまり、友人から一緒に行くのをやんわり断られることがあったそうです。だからこそ、私と行けなくなるのが嫌だったのかもしれません。
熱中できるものがあるのは、とても素敵なことだと思います。ただ、楽しみ方は人それぞれです。好きなことほど、相手にも同じ熱量を求めすぎないようにしたいと、私自身も学んだ出来事でした。
著者:望月裕華/30代女性・2児のママ。独身時代にキャバ嬢、街コン、婚活などを経験。その経験を基に、現在は恋愛や過去の体験談を執筆している。
イラスト:にゃち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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