研ぎ出しでデカールの段差を消す
研ぎ出しとは、デカールの厚み分の段差をやすりがけでなくす工程のことです。やらなくてもいいのですが、1度研ぎ出しをやってみたいということで今回チャレンジしてみます。
まずは2000番の紙やすりに水を付け、エッジ部分に当たらないよう注意してデカールのあるところを優しくこすります。
2000番のあとは4000番、6000番、8000番、1万番の順でより目の細かいやすりに変えてやすりがけします。やすりをかけたところは光沢がなくなりますが、段差はほぼ見えなくなりました。
次にコンパウンド(研磨剤)を使い、ツヤが出るまで磨いていきます。コンパウンドは最初に粗目をクロスに付けて磨き、次に細目を、最後に仕上げ目を使います。最後にモデリングワックスを塗って光沢を出したらこの一連の作業は終了です。
これだけやってもわずかにデカールの段差が気になる箇所が残り、磨きすぎてデカールや塗装のほうまで削ってしまった箇所もありました。コノハさんは、「研ぎ出しは難しいと聞いていましたが、想像の10倍難しかったです」「まだまだ修行が足りないな」と作業を振り返ります。
50時間磨いてついに完成……!
デカールを貼ったパーツすべてに研ぎ出しを行い、そのほかの外装パーツはコンパウンドで磨いてからモデリングワックスを塗ります。この研ぎ出しだけで30時間もかかったそうです。表面処理を合わせると合計50時間もなにかしら磨いていることになります。
完成したサザビーは重厚なメタリックレッドが美しい仕上がりに。「ある意味これはスペシャルコーティングと言っていいのでは」「想像以上にカッコよく仕上がりました」というコノハさんの言葉にも同意できる出来映えですね。

