娘に教えられたこと
もちろん、苔なりに変わった箇所もある。それは本当に「失敗」なのか、と考えられるようになった。
例えば今日、リサーチにリサーチを重ねた結果、選んだ飲食店があんまり…という結果だった。値段に対して、私の好みの味ではなかったのだ。以前の私なら、リサーチしたのに!お金と時間を無駄にした!失敗した!とめそめそして、悲しい気持ちを抱えたまま、わざと何駅も歩いただろう。でも「行ってみたかったお店に行く」というミッションはクリアした!という事に今は気付ける。お腹は満たされたわけだし、これはむしろ「成功」では?
こんな風に捉えられるようになったのは、間違いなく娘の影響だと思う。
失敗の中に、成功を見出せるだなんて、私は天才なのか?ならそれを引き出した娘は、さながら私の天使である。
彼女は芝生であり、天使にもなれる。は?
この世の終わりかと思ったけど、どうにか乗り越えられた経験は、何度かある。ずっと振り返っては落ち込んでいたけれど、そんな失敗と立ち直りのサイクルを繰り返すことで、自分への信頼感が増している事に、娘と出会えて気がついた。私が恐れ続けているその失敗こそ、美学なのだった。

失敗は成功のもと!それでいい
娘は切り替えが早い。立ち直る力が強い。メソメソするなんて時間の無駄!と私に訴えかけるように、叱られた次の瞬間、歌って踊っている。彼女のこの軽やかさに、私は何度も何度も救われてきた。もちろん、たまにイラッともする。

いつかは私も、失敗を味方につけて、軽やかに生きたい。挑戦を恐れず、黒いランドセルを堂々と背負いたい。さらにはどんなアクシデントに鉢合わせようとも、それをゲラゲラ笑い合える関係性に、娘とはなりたい。そんな未来を夢見ながら、やっぱりビクビクと生きることはやめられないだろう。ビクビクするのは私、メソメソしないのは娘。それでいい。それぞれの、今のところの「失敗は成功のもと」を尊重して生きていこう。
とはいえ、もったいないので味噌汁はこぼさないで欲しい。
be a good enough mother.
そして、なんでもない日おめでとう!

