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「くも膜下出血」は発症後何時間が要注意?”主な手術法や薬”を医師が解説!

「くも膜下出血」は発症後何時間が要注意?”主な手術法や薬”を医師が解説!

「くも膜下出血の治療」についてよくある質問

ここまでくも膜下出血の治療などを紹介しました。ここでは「くも膜下出血の治療」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

くも膜下出血の再出血を予防する薬はありますか?

㮈本 悠嗣(医師)

残念ながら、くも膜下出血の再出血を予防するための薬は、現在のところ存在しません。くも膜下出血の再出血は主に脳動脈瘤の破裂によって起こるため、再出血を防ぐためには、できるだけ早く動脈瘤をクリッピングやコイル塞栓術といった外科的または血管内的治療で閉鎖することが最も重要です。現時点で、薬によって直接的に再出血を予防できるという明確なエビデンスはなく、国際的なガイドラインや主要な論文でも薬物療法は標準治療として推奨されていません。再破裂の予防処置を行うまでの間に補助的に、血圧を適切にコントロールするための降圧薬や、発症直後に一時的に抗線溶薬(トラネキサム酸など)が用いられることもありますが、これらはあくまでリスク低減や一時的な措置であり、根本的な再出血予防策ではありません。したがって、くも膜下出血の再出血予防には、早期の動脈瘤閉鎖が最も効果的です。

くも膜下出血の10年後の生存率について教えてください。

㮈本 悠嗣(医師)

くも膜下出血は重篤な疾患であり、発症直後から高い死亡率が知られています。複数の海外文献によると、くも膜下出血発症後の10年生存率はおおよそ30~40%程度と報告されています。特に、発症から1年以内に死亡しなかった患者に限れば、その後10年間生存できる割合はさらに高くなりますが、それでも一般人口と比べると低い水準です。生存率は年齢や発症時の重症度、治療方法、合併症の有無などによって大きく左右されます。現代医療の発展に伴い、治療後の死亡率は低下傾向にあるとされていますので、まずは再破裂予防の処置を行うことが大事です。

まとめ

なんども強調しますが、くも膜下出血が起こってしまった場合には、患者さんの状態をよくする治療は存在せず、あくまで再破裂してしまうと更に状況が悪くなるのでそれを予防するための開頭手術やカテーテル手術があります。一般の方は、手術をすれば元通りになると思われる方が多いのですが残念ながらそういうことはなく、あくまで再破裂の予防ということを念頭に置いていただき、いちばん大事なのは破裂するよりも前に見つけて、破裂しないようにすることです。

配信元: Medical DOC

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