介護保険における訪問歯科診療を利用する流れ

申し込みから訪問歯科診療までの流れを教えてください。
まずは相談、申し込みからスタートです。さまざまな相談経路がありますが、身近で相談しやすい窓口での相談をおすすめします。具体的な相談窓口は以下のとおりです。かかりつけの歯科医師や歯科医療機関
担当するケアマネジャー
地元や都道府県の歯科医師会事務局
申し込み後は、歯科医療機関と訪問日時などを調整します。以下の情報を整理し、書類を用意しておくと、やりとりがスムーズになりやすく安心感があります。
困っている症状の詳細
現在や過去の病歴と内服薬のリスト
担当のケアマネジャーの連絡先
健康保険証や介護保険証など
初回訪問では、お口の状態や全身状態の確認が行われ、その結果をもとに具体的な診療計画が立てられます。計画は、本人や家族に説明がなされ、同意のもとで診療や指導が開始される流れです。また、定期的なモニタリングによって評価や計画の修正が行われ、担当するケアマネジャーとも連携しながら進められます。
入院中や介護施設入所中の場合も利用できますか?
入院中の方や、特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった介護施設に入所されている方は、介護保険による訪問歯科診療は適用となりません。理由としては、介護保険による歯科訪問診療は、自宅などの居宅で生活する方が対象とされているためです。一方で、医療保険による訪問歯科診療が適用されるため、必要な治療を受けることができます。希望がある場合や検討したい場合は、入院する医療機関や介護施設のスタッフに相談しましょう。
編集部まとめ

訪問歯科診療は、病気や怪我の影響で病院に通うことが難しい方でも、自宅などで歯科医師や歯科衛生士による専門的なケアを受けられる心強いサービスです。
なかでも要介護または要支援の認定を持つ方は介護保険と医療保険を併用し、サービスを受けられる場合があります。
お口から食事をとることは、心身の健康や食べる楽しみを守るために大切です。まずはかかりつけの歯科医師や担当ケアマネジャーに相談し、サービスをうまく活用してみましょう。
参考文献
今日からできる歯科訪問診療の手引き|全国保険医団体連合会
歯科訪問診療|日本歯科医師会
訪問歯科Q&A|一般社団法人 日本訪問歯科協会
在宅歯科医療の基本的考え方 2016|一般社団法人 日本老年歯科医学
居宅療養管理指導|厚生労働省
令和6年度介護報酬改定における改定事項について|厚生労働省
介護保険の支給限度額とは|公益財団法人 長寿科学振興財団

