娘のことまでバカにするようになったママ友
それだけではありません。夏の保育グループについて、数人のママ友と立ち話をしていた時のことです。
「ひかるちゃんと、あそこの元気なしゅんくんが同じグループになったら、毎日殴り合いのケンカになっちゃうね!」
小百合さんが、4人のママ友の前でケラケラと笑いながら言いました。心臓がドクンと跳ねるのが分かりました。
「ちょっと……!うちの子、そんなことしないよ。やり返したりもしないし」
私は精一杯の勇気を出して、やんわりと否定しました。でも、小百合さんは「冗談よ〜、怒らないで!」と、まるで私が器の狭い人間であるかのように振る舞うのです。
帰り道、ひかるの手を引きながら、私の胸の中にはモヤモヤとした黒い感情が渦巻いていました。なぜ、みんなの前でだけ私を下げようとするの?仲良しだと思っていたのは、私だけだったのでしょうか。
これから18年。この関係が続くと思うと、目の前が真っ暗になるような気がしました。
あとがき:外面の良さに隠れた毒
親友だと思っていた相手から、突然大勢の前で恥をかかされる。そんな経験、ありませんか?今回は「二人きりの時だけは優しい」という、サンクコスト(執着)を生みやすい巧妙なマウント女子を描きました。附属校という逃げ場のない閉鎖的な環境で、薫が感じる「18年間の絶望」をリアルに掘り下げています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

