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介護の全身清拭|手順やコツ、トラブルの対処法を詳しく解説!

介護の全身清拭|手順やコツ、トラブルの対処法を詳しく解説!

全身清拭で起こりやすいトラブルと対処方法

全身清拭で起こりやすいトラブルと対処方法

全身清拭で身体を冷やさないようにする方法を教えてください

清拭中はお肌を露出するため、身体を冷やさない工夫が重要です。急激な温度変化はヒートショックのリスクにもつながります。
以下のポイントを意識しましょう。

・日中の暖かい時間帯に行い、室温を23〜25度に保つ
・拭いていない部位はバスタオルで覆い、露出範囲を少なくする
・蒸しタオルで拭いた後はすぐに乾いたタオルで水気を取る
・清拭後はすぐに着替えてもらう

時間がかかると冷えのリスクが高まるため、なるべく手早く進めることが大切です。全身を一度に行うことが難しい場合は、部分清拭に切り替え2〜3日に分けて行う方法も有効とされています。

全身清拭を避けた方がよい場合はありますか?

以下のような場合は清拭を避けるか、部分清拭に切り替えることを検討しましょう。

・発熱や体調不良があるとき
・体温、血圧、脈拍などのバイタルサインに異常があるとき
・食事の前後1時間以内
・リハビリなどで体力が消耗しているとき

食事前後を避ける理由は、血行がよくなることにより消化機能が低下したり、食後は身体が疲れやすくなったりするためです。気になる変化がある場合は無理に進めず、医師や看護師に相談しましょう。

また、清拭を中断すると身体が冷えるため、開始前にトイレを済ませてもらうとよいでしょう。

全身清拭の注意点を教えてください

全身清拭を安全かつ安心に行うために、以下の点に注意しましょう。

①プライバシーへの配慮
カーテンや窓、ドアを閉め、外から見えない環境を整える
拭いている部位以外はバスタオルで覆い、露出範囲を少なくする

②皮膚を強くこすらない
高齢の方の皮膚は薄くデリケートなため、やさしく拭くことを心がける
本人の皮膚の状態や好みの力加減を確認しながら進める

③皮膚の状態を観察する
発赤、乾燥、むくみ、床ずれ(褥瘡)がないかを確認しながら進める
褥瘡などの皮膚異常がある場合は、こすらないよう注意し、早めにケアマネジャーや医師、看護師に連絡しましょう

④清拭後の保湿
高齢の方はお肌が乾燥しやすいため、清拭後は必要に応じて保湿剤を全身に塗布する
肘や膝、かかとなど乾燥しやすい部位は念入りにケアする

これらの点を意識しながら清拭を行うことで、介護される方の健康と快適さを守ることができます。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで介護における全身清拭の手順やコツ、注意点についてお伝えしてきました。介護における全身清拭の要点をまとめると以下のとおりです。

全身清拭は清潔を保つだけでなく、血行を助け、褥瘡の予防や皮膚の観察、リラックス効果など、心身両面の健康を支える役割がある

拭く順番は上半身から下半身へ、末端から中心へが基本で、陰部や肛門は最後に専用タオルで行う

体調やバイタルサインに異常がある場合は無理に行わず、身体を冷やさないよう室温管理と手早い進行を心がける

全身清拭は、清潔保持や皮膚状態の観察のためにも大切なケアです。本記事で紹介したポイントを意識することで、介護する方、される方の双方がより安心して快適に過ごせるようになります。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献

蒸しタオルを使用した背部清拭に蒸し時間を加えることの効果 ―皮膚表面温度の変化と気持ちよさに焦点を当てて―|東京医療保健大学

全身清拭|聖路加看護大学(現:聖路加国際大学)

配信元: Medical DOC

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