眼圧検査で目をつぶったり避けてしまったりするとどうなる?
眼圧検査では、測定の瞬間に目を開けている必要があります。ここでは、目をつぶったり顔を避けたりした場合に起こりやすいことや、測り直しによる不安の悪循環について解説します。
正確な眼圧の数値が測れず何度もやり直しになってしまう
風が出る瞬間に目をつぶってしまうと、空気が角膜に正しく当たらず、測定できないことがあります。また、まばたきの途中で測ってしまうと、数値が安定しないこともあります。その場合は、もう一度測り直しになります。検査そのものは短時間ですが、何度も繰り返すと余計に緊張してしまう方もいます。やり直しを減らすには、片目だけを無理に開けようとせず、両目を軽く開けることが大切です。顎と額をしっかり台につけ、正面の光をぼんやり見るようにすると、目に余計な力が入りにくくなります。
余計に力が入ってしまいさらに恐怖心が増す悪循環
眼圧検査が怖いと感じると、顔やまぶたに力が入りやすくなります。すると目を大きく開けにくくなり、測定のタイミングでまばたきしやすくなります。さらに、測り直しが続くと「また失敗するかもしれない」と感じて、より緊張してしまいます。この悪循環を防ぐには、完璧に我慢しようとしないことが大切です。検査前に「苦手です」「まばたきしてしまいます」と伝えるだけでも、スタッフが声をかけながら進めやすくなります。怖いと感じること自体は珍しくないため、遠慮せず相談しましょう。
眼圧の異常で気をつけたい病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、健康診断での眼圧検査の異常から疑われる病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
緑内障
緑内障は、視神経が障害され、視野が少しずつ欠けていく病気です。眼圧が高いことは緑内障の重要な危険因子ですが、眼圧が正常範囲でも発症することがあります。初期には自覚症状が乏しく、片目の視野が欠けても、もう片方の目で補ってしまうため気付きにくいことがあります。進行すると、見える範囲が狭くなったり、視力に影響したりすることがあります。眼圧が高いと指摘された場合、視神経や網膜の状態を確認する必要があります。眼科を受診し、眼底検査、OCT、視野検査などを受けましょう。治療では、点眼薬、レーザー治療、手術などにより眼圧を下げ、視野障害の進行を抑えることを目指します。
高眼圧症
高眼圧症は、眼圧が高いものの、視神経や視野に明らかな緑内障性の障害がない状態を指します。自覚症状がないことも多く、健康診断や眼科検査で見つかることがあります。高眼圧症のすべてが緑内障に進行するわけではありませんが、眼圧が高い状態が続くと緑内障のリスクが高くなる場合があります。そのため、定期的な経過観察が大切です。眼圧の高さ、角膜の厚み、視神経の状態、家族歴、年齢などをふまえて、経過観察にするか、点眼治療を始めるかを判断します。眼圧が高いと指摘された場合は、放置せず眼科で詳しく確認しましょう。

