「うちの同僚、センスが良すぎる」——ベルギー在住の日本人Xユーザーが2日につづった投稿が急速に拡散している。職場の同僚が日本旅行から帰国し「日本人みんな親切だった!」と報告。投稿主が「観光客疲れしている人もいる」と返すと、同僚は「いきなり英語で話しかけないよう気をつけ、日本語と英語を書いた紙を見せたらみんな助けてくれた」と答えたという。投稿主はその異文化理解力とコミュ力の高さを称賛しており、インバウンドが活況を呈する日本で、「尊重の姿勢が親切を引き出す」という実例として広く注目を集めている。
実践した「3つの工夫」
今回のエピソードで称賛が集まったのは、同僚の具体的な行動だ。「いきなり英語で話しかけない」「日本語と英語の両方を紙に書いて準備する」「旅行を通じてフレーズを覚えて帰る」。この3点が、話しかけられた側の日本人の心理的な負担を大きく和らげたとみられる。
投稿者は同僚について、「彼女は普段から異文化理解能力もコミュ力も高くてシゴデキだから納得だった。さすが ちゃんと日本語のフレーズも覚えて帰ってきてたし」とつづり、高く評価している。
なぜここまで反響が広がったのか。「親切は相手の努力に応じて返ってくる」という日本人の心理を言語化するポストが相次いだ。
「むしろ紙に日本語と英語を書いて準備してる時点で好感度かなり高いと思う」
「日本人が親切というのもあっただろうが、その前に、その同僚が日本人に気を遣ってくれた事が、帰ってきたのだろうね」
「それは彼女と接した日本人が特別親切というよりは、彼女が人から親切にされるための配慮を持ち合わせてるからだと思う。素敵な旅行者が増えると嬉しい」
「お互いの配慮があって成り立ちますよね リスペクト大事」
さらに、中国人とみられるユーザーからも
「日本語が完璧じゃなくても、やさしさだけは先に届く瞬間がありますね」
と、言語の習熟度ではなく、姿勢そのものが伝わるという点に、多くの共感が集まった。
「英語だけで押し通す」観光客 逆側の本音も
同僚の工夫が際立つ背景には、そうではない体験の多さもある。
「外国語で話し掛けられると身構える日本人私含めて多いから日本語もあると助かるな。万国共通の英語でさえ話し掛けられたらそれで応対しなきゃいけないしダルくて、しかも上手く伝わらんとめちゃくちゃエネルギー使って疲れるし極力見かけたら逃げちゃう。まぁその外国人さんは手馴れてるね」
「これ、頑なに英語で話しかけてくる観光客いるよね??観光に来た国のこんにちは、すいませんみたいな言葉すら覚えようとしないのかな?」
「こういう外国人の方ばかりならお互いに幸せなのに」
準備なしに英語だけで押し通すケースとの対比が、同僚への評価をさらに押し上げた。
今回のエピソードをきっかけに、長年にわたって訪日観光客の変化を観察してきたユーザーが当時との比較を綴った。
「30年前は日本や日本人を尊重しようとしてくれる観光客が多くて、困っていそうだとこちらから声掛けたくなったりしたものです。今は残念な人達が多い上に、便利なツールも多い時代になったので自然と素通りするようになりました。同僚さん達に感謝です」
外国人が来る職場で働いているとみられるユーザーは、感謝の言葉そのものが持つ力を証言した。
「外国人が来る職場で働いていますが、たまに白人の成人から『日本語でthank youは何て言うのか?長い方を教えてほしい』と聞いて来たり、フィリピン人の子どもたちが笑顔で『ありがとうございます!!』と元気よく言ってくる場面に出逢います。感謝の言葉を面と向かって伝えてくれるだけで報われます」
同僚の行動は異文化交流のレベルを超え、コミュニケーション論として評価する声も相次いだ。
「本当のコミュ力高いってこういうことなんでしょうね!相手への気遣いを前提に置いたコミユニケーション、だから相手からも親切が返ってきやすい。馴れ馴れしいだけで気遣いがない『自称コミュ力高い』の人達とは次元が違う。私も見習わせていただきます!」
「外国でその国の言葉を少しでも話す努力をする。その国の言葉をリスペクトする姿勢を見せるから良い旅行ができる。同僚さんよく分かってらっしゃる」
自分も海外で同じ手法を実践しているというユーザーも現れた。
「自分もこれを海外でやってます。簡単な単語を覚えて使うと、通じるのも楽しいし現地の人も喜んでくれてコミュニケーションが円滑になるのでいい感じです」
海外からの反応も届いた。
「人は、君が一生懸命やっているのが分かると、たいていずっと優しくなるよ」
「謙虚であることは大きな効果をもたらします。他人の国にいるなら、私は良い客でなければなりません。それが第一歩です」

