脳トレ四択クイズ | Merkystyle

産後1ヶ月で仕事復帰した妻とバトンタッチ。パパ店長が挑んだ3ヶ月のワンオペ育休で見えたもの

■妻が産後1ヶ月で仕事復帰。パートナーを支える決断

――まずは、育休を取得しようと思った背景から教えてください。

鵜飼さん  いちばん大きな理由は、美容師として個人事業主で働く妻のことがありました。顧客の来店サイクルを維持するため、産後1ヶ月という早い段階で現場に復帰せざるを得なかったんです。そこでまず彼女から「育休、取れそう?」という相談がありました。
正直に言うと、 1人目のときは、まだ社会全体も「男性育休」を当たり前に受け入れる空気ではなく、僕自身も取得は考えていませんでした。
だけど今回は、世の中の推進の流れや、社内でも全社配信メールで制度の詳細が周知されたり、周りにも育休を取得する男性社員が現れたりするなど、風土そのものが変わりつつあるのを感じていて……。だから、妻から相談があったときも「前向きに検討します!」と返しました(笑)。
早速、当時のエリア長に相談したところ「いいんじゃない」と背中を押してもらうことができ、最終的には3ヶ月の育休を取得することになったんです。

――当時は店長職だったと聞いています。責任ある立場での長期不在。不安はありませんでしたか?

鵜飼さん 正直、不安はかなりありました。 業務はかなり属人化していて、勤怠管理や会社との取り次ぎ、商品の打ち出しに関するプラン作りやイベントの調整窓口など、僕がすべて担当していたんです。 だからこそ「自分がいなくなってお店は大丈夫か」「スタッフに負担をかけすぎてしまわないか」と、考えていましたね。

――不安はどう解消し、また、引き継ぎをどのように進めましたか。

鵜飼さん  僕はどちらかというと仕事を抱え込むタイプだったのですが、育休取得を機にエイ!と「無理やり引き剥がす」決心をした感じです。引き継ぎは業務をすべてリストアップし、店長代行のスタッフに細かくフローを伝えました。 一部のメンバーからは「お店が回るのか」という不安の声も出ましたが、この「任せる」ことが結果的に組織に良い変化をもたらすことになったと思います。

「趣味はランニング。写真はアメリカのトレイルランニングレースに出場した時のものです。育休中も妻や子どもたちが起きる前に走る時間を作ってました」(鵜飼さん)

■新生児育児と引っ越し、保活。「並行ミッション」の過酷な日常

――実加さんは復帰されているわけですから、育休中の生活は、まさに「主夫」としてワンオペ状態だったということですね?

鵜飼さん  はい。妻が復帰した産後1ヶ月目からは、僕が家事・育児の9割を担いました。普段はご飯作りをほとんどしなかったので、毎回の献立を考えるのがこんなに苦労するなんて思いも寄らなかったですね。作りたいものばかり作っていたら、使いきれなかった食材がどんどん溜まってしまって……。家にある食材を生かしながら、栄養バランスとか、長女の好き嫌いとかも考えながら、何を作るか考えるのって大変ですが、おかげで家事力もだいぶついたと思います。

――1人目の誕生直後はどうされていたのですか。

鵜飼さん  実は1人目のときはコロナ禍真っ只中の里帰り出産で、妻は実家に半年以上留まることとなり、戻ってきたときには長女はだいぶ大きくなっていたんです。だから、低月齢のお世話はほとんど経験したことがありませんでした 。そうしたこともあり、ミルクの作り方も沐浴も、最初はすべてが手探り。夜中に何度も起きてミルクを作り、寝かしつける……その過酷さを身をもって知りましたね。

――この時期に引越しもされたとか?

鵜飼さん そうなんです! いざ、4人で暮らし始めると当時の家は狭いね、となり……。

――妊娠中から決めていたわけではなかった?

鵜飼さん そうです。結構、思いつきで(笑)。「時間があるからお願いね」と妻から言われ、物件探しから契約、荷造りまで自分一人で進めました 。生後2ヶ月の次女を抱っこ紐に入れて、物件を見に行く日々。引越し業者の手配や荷解きもワンオペ育児と並行してこなしたのは、今振り返ってもなかなかハードでしたね 。その間、保活もありましたから。

――保活についても鵜飼さんが主導されたのでしょうか?

鵜飼さん そうですね。 自分の復職タイミングが決まっていたので、最短での入園が必須でした。ただ、長女の通う園には空きがなく、ほかの認可園にも空きは見つからない状況で……。右も左もわからないまま認証保育園や認可外保育園を3〜4件、次女を連れて見学に行きました。低月齢で預けることもあって、月齢の基準をクリアするのになかなか苦労しましたが、最終的にはなんとか認可外園に入ることができました。ただ、その園は家や長女の保育園とは反対方向の、動線の悪い場所にあったので、復帰後の送迎が大変でしたね……!

「家族の趣味はキャンプ。子どもたちは自然の中で遊ぶのが大好きな子に育ってます!」(鵜飼さん)

配信元: マイナビ子育て

提供元

プロフィール画像

マイナビ子育て

育児をしている共働き夫婦のためのメディア「マイナビ子育て」。「夫婦一緒に子育て」をコンセプトに、妊娠中から出産・産後・育休・保活・職場復帰、育児と仕事や家事の両立など、この時代ならではの不安や悩みに対して役立つ情報をお届けしています。