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「痛風」を発症するとどんな「痛み」が現れる?痛みを感じやすい箇所も解説!

「痛風」を発症するとどんな「痛み」が現れる?痛みを感じやすい箇所も解説!

痛風というと、名前はよく知られていても、実際にどのような痛みが起こるのか、どのくらい強いのかまではイメージしにくい方も多いかもしれません。痛風の痛みは、ある日突然始まり、関節が赤く腫れて、少し触れただけでもつらいほど強くなることがあります。しかも、一度落ち着いたようにみえても、それで安心できるとは限りません。発作を繰り返すことで、痛む部位が増えたり、関節や腎臓に影響が及んだりすることもあります。ここでは、痛風の痛みの特徴や発作時にみられる症状、痛みが起きたときの対処法や受診の目安を解説します。

居倉 宏樹

監修医師:
居倉 宏樹(医師)

浜松医科大学卒業。初期研修を終了後に呼吸器内科を専攻し関東の急性期病院で臨床経験を積み上げる。現在は地域の2次救急指定総合病院で呼吸器専門医、総合内科専門医・指導医として勤務。感染症や気管支喘息、COPD、睡眠時無呼吸症候群をはじめとする呼吸器疾患全般を専門としながら一般内科疾患の診療に取り組み、正しい医療に関する発信にも力を入れる。診療科目
は呼吸器内科、アレルギー、感染症、一般内科。日本呼吸器学会 呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本内科学会 総合内科専門医・指導医、肺がんCT検診認定医師。

痛風による痛みの特徴

痛風による痛みの特徴

痛風の痛みはどのような感じですか?

痛風の痛みは、急に始まるとても強い関節の痛みが特徴です。多くは足の親指のつけ根に起こりますが、足首、膝、足の甲、手の指、手首、肘などに出ることもあります。痛みが出ている部分は、ただ痛むだけではなく、赤く腫れたり、熱をもったりしやすく、少し触れただけでも強く痛むことがあります。靴を履くのがつらい、布団が当たるだけでつらい、歩くのが難しいと感じることもあります。

痛風の痛みを例えるとどのような感じですか?

痛風の痛みは、風が当たるだけで痛いと昔から表現されることがあるほど強いものです。実際には、じっとしていてもズキズキとうずくように痛んだり、脈を打つようにジンジン痛んだりすることがあります。また、関節がとても敏感になるため、靴下や布団が触れるだけでもつらく感じる方もいます。

痛風の痛みは突然起きるのですか?

はい、突然痛みます。痛風発作は、ある日じわじわ始まるというより、夜間や明け方に急に痛み出します。最初は違和感程度でも、痛みはどんどん強くなり、朝にはかなりつらくなっていることもあります。前日まで特に気にならなかったのに、急に関節が赤く腫れて強く痛むため、驚く方も少なくありません。こうした急な痛み方は痛風の特徴のひとつです。

痛風発作が起きたときの症状

痛風発作が起きたときの症状

痛風の発作が起きると痛み以外にどのような症状が現れますか?

痛風発作では、痛みだけでなく、関節の赤み、腫れ、熱感、強い圧痛がよくみられます。痛む部分は見た目にも腫れてわかることがあり、少し触れただけでもつらく、靴を履く、歩く、布団が当たるといった日常の動作が負担になることもあります。
発作は多くの場合、1つの関節に急に起こるのが特徴ですが、症状が強いと関節の動かしにくさを伴うこともあります。痛風は、関節の中に尿酸の結晶がたまって強い炎症を起こすため、単なる違和感ではなく、炎症の症状がはっきり出やすい病気です。

痛風発作時の痛みはどの程度続きますか?

痛風発作の痛みは、数時間で急に強くなり、その後数日から1〜2週間ほど続くことがあります。特に発作が始まってから最初の12〜24時間くらいは痛みが強くなりやすく、そこがいちばんつらい時期になりやすいです。
その後は少しずつ落ち着いていきますが、治療の開始が遅れたり、炎症が強かったりすると、もっと長引くこともあります。つまり、痛風の痛みは一瞬で終わるものではなく、急に始まってしばらく続く強い炎症の痛みと考えるとわかりやすいです。

痛風による痛みが生じやすい部位を教えてください

よく知られているのは、足の親指のつけ根です。ただし、それ以外にも、足首、膝、足の甲、足の中央あたり、かかとの周囲、手首、肘、手の指などに起こることがあります。初回の発作は1か所だけに出ることが多く、なかでも足の親指のつけ根は痛風でとても起こりやすい部位です。歩行の負担がかかりやすい部位や、身体の末端に近い関節は痛風の影響を受けやすいと考えられています。

なぜ痛風の痛みは親指に出やすいのですか?

足の親指のつけ根に痛風が起こりやすいのは、身体の末端に近く温度がやや低いため、尿酸の結晶が析出しやすいことに加えて、歩行のたびに強い負荷や小さな衝撃がかかりやすい部位だからと考えられています。

尿酸は条件によって結晶になりやすく、関節の中で結晶ができると炎症が起こって激しく痛みます。足の親指のつけ根は、構造上も歩行時のストレスを受けやすく、結晶による炎症が起こりやすい部位です。そのため、痛風といえばまずこの部位が思い浮かぶほど、代表的な場所になっています。

参照:
『Revisiting the pathogenesis of podagra: why does gout target the foot?』(J Foot Ankle Res)
『The first metatarsophalangeal joint in gout: a systematic review and meta-analysis』(BMC Musculoskelet Disord)

配信元: Medical DOC

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