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ママ友が変わったきっかけは「お受験」だった|人をバカにするママ友

ママ友が変わったきっかけは「お受験」だった|人をバカにするママ友

小百合の変貌の裏には、お受験塾での劣等感があった。優しかったころの彼女を知る薫は、娘の将来のためにと反論を飲み込み耐え続ける。しかし夫の「自分を削る必要はない」という言葉に、距離を置く決意を固める。

入園当初のトラブル

子ども 喧嘩

小百合さんに「ひかるが殴り合いをする」なんて言われたあの日から、私の心はトゲが刺さったような痛みを抱えていました。何より許せなかったのは、彼女が「ひかるがやり返す」という前提で話をしていたことです。
実は、入園当初の小百合さんは、本当に普通の、むしろ謙虚でかわいらしい人でした。 ひかるとりんかちゃんが遊んでいた時、りんかちゃんが激しくひかるの腕を引っ掻いてしまったことがあったのですが、その時の彼女は顔を真っ赤にして平謝りでした。

「本当にごめんなさい!りんか、なんてことを……!」

申し訳なさそうに涙を浮かべる彼女を見て、私は「大丈夫ですよ、遊びの延長ですから。気にしないでください」と、心から彼女を許しました。

後から先生に聞いた話では、ひかるはりんかちゃんが怒られるのを心配して、自分が引っ掻かれたことを自分からは言わなかったそうです。親友をかばうために、痛みを堪えて黙っていた娘。それなのに……。

ママ友が変わったきっかけは「お受験」

お受験

彼女が変わってしまったのは、年中組に進級したころからでした。附属校でありながら、彼女は密かに外部の難関校への進学を考え始め、有名なお受験塾に通い出したのです。

「ここは温すぎるわ。もっと上を目指さないと」

次第に彼女の口からは、塾で知り合ったというセレブママたちの自慢話や、学歴への執着が漏れるようになりました。しかし、現実は厳しかったようです。

期待していた模試の成績が振るわず、セレブグループからも冷たくあしらわれる彼女の姿を、私は何度か見かけました。 その劣等感を埋めるかのように、彼女は私への態度を変えていきました。

もともと仲が良かった私なら、何を言っても許される。私を「下」に置くことで、塾で削られたプライドを必死に保とうとしている――。そんな彼女の歪んだ心が見えて、私は余計に悲しくなりました。

「よくあんなことが言えるよね……。自分の子がしたことを棚に上げて。あんなに優しかったのに、どうして……」

キッチンで夕飯の支度をしながら、思わず独り言が漏れました。あの時、みんなの前で「お宅のお子さんに引っ掻かれても、うちの子はやり返さなかったのに、どうしてそんなこと言えるの?」と言い返せばよかった。

でも、附属校という狭い世界では、一度揉めると取り返しがつかなくなります。ひかるの将来を思うと、私は「我慢」という選択肢しか選べませんでした。

配信元: ママリ

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