夫のアドバイスで心が軽くなる
その夜、帰宅した夫の正光に、思い切ってすべてを打ち明けました。
「正光……。最近、小百合さんの言動がつらいの。昔の彼女とは別人のようで……」
正光は私の話を最後までじっくりと聞き、私の肩に手を置きました。
「薫、よく我慢したね。でも、そんなふうに自分を削ってまで付き合う必要はないよ。小百合さんは今、自分の不安を君にぶつけて解消しているだけだ。環境は変わりにくいかもしれないけど、付き合う友達は子ども同士が選べばいい。親同士が無理をして、家庭の空気が悪くなる方がひかるにとっても良くないと思う」
「でも、ライングループにも必ず彼女がいるし、ランチの誘いも断りづらくて……」
「しばらく、体調不良とか用事を理由にして距離を置こう。フェードアウトしていいんだよ」
夫の言葉に、少しだけ心が軽くなりました。かつての親友を失う寂しさはありましたが、今の彼女はもう、私の知っている小百合さんではありません。 逃げるだけで解決するのか。この時の私はまだ、彼女の「攻撃」が私だけに向いているものだと思い込んでいたのです。
あとがき:「我慢」が正解とは限らない
母親として、子どもの人間関係を壊したくない一心で自分を犠牲にする薫の姿に、胸が締め付けられます。でも、夫の正光さんが言う通り、母親の笑顔が消えることは子どもにとっても不幸なんですよね。かつての彼女の優しさが、今の歪んだ執着をより際立たせる構成にこだわりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

