「めぶく。」街・前橋が舞台。歩いて巡れる“ウォーカブル”な芸術祭

メイン会場となる市立美術館「アーツ前橋」を中心に、藤本壮介氏が設計した「白井屋ホテル」や、平田晃久氏による「まえばしガレリア」、さらに空きビルや商店街のアーケードまでが作品の舞台となります。世界的な建築家が手掛けた現代建築群を眺めながら、徒歩で作品を巡る贅沢な時間は、この芸術祭ならではの醍醐味です。
世界が注目するアーティストが集結。豪華ラインナップを紹介
本芸術祭には、国内外から約70組のアーティストが参加します。特に注目すべき4つのハイライトをご紹介します。
川俣正:街に溶け込む巨大プロジェクト

世界的なアーティスト、川俣正氏は、街路樹に小さな小屋を設置する《Tree Huts》プロジェクトを展開。アーツ前橋正面のケヤキや、東和銀行本店の広場に、市民参加型のワークショップを経て制作された作品が登場します。街の風景を鮮やかに更新するパブリックアートは必見です。
マルタン・マルジェラ:ファッションからアートへの転生

ファッション界の伝説、マルタン・マルジェラがアーティストとして参加。九段ハウスや京都での展示を経て再構成された本展では、絵画、大型彫刻、映像などを通じ、日常に潜む「不在」や「痕跡」を鋭く描き出します。
蜷川実花 with EiM:廃ビルに吹き込まれる生命の輝き

写真家・映画監督の蜷川実花氏が率いるクリエイティブチーム「EiM」は、銀座通りの「ハウゼビル」で新作を発表。かつての賑わいの記憶を残す場所に、光彩色で彩られた生命のサイクルが立ち上がります。
アレクサ・クミコ・ハタナカ:伝統と現代の邂逅

第61回ヴェネチア・ビエンナーレにも選出された新鋭、アレクサ・クミコ・ハタナカ氏。前橋での滞在制作を通じて、手漉き和紙を用いたテキスタイルや彫刻を発表します。土地の風土に呼応した最新作に期待が高まります。
