私以外のママ友も同じ経験をしていた
美紀さんの口から出たのは、驚くべき事実でした。
「『美紀さんの家、ご主人が最近帰り遅いんでしょ?浮気でもされてるんじゃない?』とか、『あそこの家の子、お受験組には到底及ばないわよね』とか……。みんなの前で平気で言ってくるのよ」
どうやら、私がターゲットから外れたことで、小百合さんの矛先は次々と他のママたちへ向かっていたようです。
「彼女、自分より幸せそうな人や、言い返してこない人を狙ってマウントを取りたいだけなのよ。でも、もう限界。みんな不満が溜まってるわ」
美紀さんの目は、怒りと共感に満ちていました。私だけじゃなかった。私が一人で抱え込んでいた悩みは、今やクラス全体のママたちの共通の悩みへと変わっていたのです。
「次のランチ会、薫さんもおいでよ。無理にとは言わないけど……みんな、小百合さんのやり方に違和感を持ってる。一人で我慢しなくていいんだよ。今度、思い切って皆で言い返そうって話が出てるの。もしよかったら、また参加しないかな?一緒に思ってることをぶつけない?」
美紀さんにそう言われ、私は決意しました。逃げるのではなく、一度だけ、正面から彼女と向き合ってみよう。それがひかるのためにも、そして自分のためにも必要なことだと思ったからです。
あとがき:孤独な戦いの終わり
一人で悩んでいる時は「自分だけが標的なのかも」と思いがちですが、実際は相手の「誰かを下げないと気が済まない」という本質が露呈しているだけのことが多いものです。美紀さんという味方が現れたことで、物語は一気に反撃へと動き出します。ママ友ネットワークが「監視」から「連帯」に変わる瞬間です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

