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東京国立博物館 法隆寺宝物館で、佐々木蔵之介の声に導かれるサウンドイマーシブ体験『水と祈りの追憶』が開催

音声ガイドから、空間と対話する鑑賞体験へ

本企画を支えるのが、GATARIのMixed Realityプラットフォーム「Auris」です。

Aurisは、スマートフォンとイヤホンを使って、現実空間に音声や物語を重ねることができるプラットフォーム。来場者の位置や向き、姿勢情報を取得し、その動きに合わせて音声や演出を展開させることができます。

特徴的なのは、物語の進行に画面を必要としない点です。鑑賞者の目は、スマートフォンではなく、目の前の空間や菩薩像へと向けられたまま。音声が鑑賞の補助ではなく、空間と作品を見るための新しい感覚をひらいていきます。

従来の音声ガイドが、番号を選んで解説を聴く一方向の体験だったとすれば、Aurisによるサウンドイマーシブは、歩く、立ち止まる、振り返るといった自然な行動そのものが鑑賞を変化させる体験といえるでしょう。

Mixed Realityプラットフォーム「Auris(オーリス)」

未来の博物館・美術館鑑賞を考える試み

東京国立博物館 学芸研究部長 河野 一隆氏東京国立博物館 学芸研究部長 河野 一隆氏

東京国立博物館 学芸研究部長の河野一隆氏は、法隆寺宝物館には「人々の祈りや願いが千年以上の時を超えて息づいている」とし、本企画について「音を通して祈りの世界に身を置き、新たな体験を生み出す試み」とコメントしています。

博物館や美術館において、作品の前でどれだけ立ち止まれるか。そこにある物語に、どのように気づくことができるか。『水と祈りの追憶』は、音声を単なる解説ではなく、鑑賞者と作品、そして空間を結び直すためのメディアとして捉え直す試みです。

仏教美術、建築、音、香り、食、演奏が重なり合う本企画は、これからのミュージアム体験の可能性を示す一日限りの特別な鑑賞体験となりそうです。

配信元: イロハニアート

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イロハニアート

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