結婚前から、お金に対して細かかった夫。とはいえ、ケチというわけではなく、むしろ堅実なタイプだったため、私はそこまで気にしていませんでした。しかし結婚後、ある出来事をきっかけに、夫の“お金チェック”がさらに加速していって……。
お金に細かいけれど、頼れる夫
夫とは、社会人になってから知り合いました。付き合っていたころから、「どうすれば効率よくお金を使えるか」をよく考えている人で、普段の買い物でも数十円単位で値段を比較するタイプでした。
ただ、夫に対して「ケチ」という印象はありませんでした。安い物をたくさん買うより、本当に気に入った物を長く使いたい――そんな考え方で、必要なところにはしっかりお金をかける人だったからです。
デート代を多めに出してくれたり、私が欲しがっていた物をプレゼントしてくれたりすることもありました。そのため私は、「ちょっと細かいけど、しっかり者なんだな」くらいに思っていたのです。
簿記の勉強を始めてから…
結婚後は、夫から生活費を受け取り、その範囲内で私がやりくりするスタイルをとっていました。私のお金の使い方について、夫が口出ししてくることもなく、夫婦関係はとても平和だったと思います。
そんなある日、夫が会社で経理関係の部署へ異動することになりました。
「簿記を勉強しないとまずいかも」。そう言って夫が簿記の参考書を買ってきたのです。すると夫は、「実際に自分のお金を記録したほうが勉強になる!」と思いついたらしく、自分のおこづかいの収支を会計ソフトに細かく入力し始めました。
仕事から帰宅すると、レシートを並べてパソコンに入力。さらに、「財布の残高」と「会計ソフトの数字」が一致しているかまで確認するようになりました。
最初は「勉強熱心だなぁ」と感心していたのですが……。

