3.犬の「基本のしつけ」とは家庭によって異なる

犬にしつけをしなければ!となる前にすべきことは、先述した通りです。
ポジティブな取り組みの積み重ね 安心と安全を提供するこの2点が大前提であり、ここを疎かにしてはいけません。
では、この2点を徹底したうえで「基本のしつけ」とは?を考えてみましょう。
巷では「おすわり」「まて」「おいで」など、さまざまな基本のしつけと言われるものがありますが、これらは重要ではありません。
各家庭において何が必要か?どうすれば犬も人も暮らしやすくなるか?を考え、それにあったルールを犬に伝えていけばいいだけです。
もしもどの家庭でも共通で必要となる「基本のしつけ」があるとすれば、それはトイレトレーニングではないでしょうか。
なぜなら、トイレをあちこちにされてしまうと、人のQOLが下がってしまいかねないからです。
もちろん、安心安全の提供のためにクレートトレーニングもできていたほうがいいですし、呼び戻しも万が一のときのために大切なものです。
ただ、これらのトレーニングを「基本のしつけ」という枠組みで考えるのではなく、犬との暮らしにおいて必要かどうかで考えてみてください。
暮らしにおいて必要がなければする必要はありませんし、そもそもトレーニングなんてものをしなくても、生活の中で自然と身についていることもあります。
犬の基本のしつけを考えるのであれば、犬と人の双方が暮らしやすくなる妥協点を探し、必要なら取り組めばいい、くらいで考えておくことをおすすめします。
まとめ

犬の基本のしつけは、「おすわり」や「まて」を教えること以上に、信頼関係を築き、安心安全な環境を提供することに重点を置くことが大切です。
しつけよう!と息巻かなくとも、ポジティブな強化と犬の個性を尊重したアプローチを通じて、犬は飼い主との絆を深め、喜んで学ぶようになります。
関係を築きながら愛犬とあなたにとって、どんな取り組みが生活を豊かにするために必要を考え、従わせるのではなく遊びの一貫として、楽しみながら取り組んでください。

