猫の座っている場所別でわかる気持ち
お気に入りの場所がある猫でも、そのときの気分によって座る場所を変えることがあります。どこにいるかは状況によって異なるため、行動を観察すると猫のことも自然と見えてきます。
まずは、猫が選ぶ代表的な場所と、そこから推測される気持ちを見ていきましょう。
1.飼い主のひざの上
迷わず飼い主のひざの上を選ぶ猫は、飼い主を自分の安心できる場所として認めている状態です。人の体温や柔らかさを感じることでリラックスでき、甘えていたいという気持ちを表しています。
飼い主のひざの上は「座る」というよりは、横になることの多い場所ですが、愛猫がこの場所を選ぶときには、飼い主の存在と安心できる心地よい場所をセットで求めている状態なのです。
2.高い場所
キャットタワーや棚の上、あるいは冷蔵庫の上など、高い場所を選んで座る猫もいます。猫にとっての高い場所は、周りを見渡しやすく、落ち着ける場所として猫が習性的に好む場所です。
とはいえ、必ずしも毎回リラックスしてのんびりと過ごすというわけではありません。少し警戒心を感じてそこを選ぶ可能性もあります。
特に来客時や同居猫とのトラブルなどで、部屋の状況を把握しつつ、同時に身を守れる「避難場所」のひとつとして高い場所を選ぶこともあります。
3.狭い場所や箱の中
段ボールや家具の隙間など、狭い場所に入ってちょこんと座っている場合は2通りの意味があります。周囲が囲まれた薄暗い空間は、敵に見つかりにくいため、猫にとって最も安心できる環境です。もし、眠そうに丸くなっているときは、静かに落ち着いて休みたい気持ちの表れかもしれません。
一方で、引っ越しや模様替えなど生活環境に変化があったあと、狭い場所に入ることが増えたのであれば、不安を感じている可能性もあります。
4.パソコンや本の上
猫は飼い主が座ってほしくないような場所を、あえて選んで座ることもあります。作業中のパソコンや読んでいる本、タブレット端末の上などはその代表例でしょう。
飼い主の関心が自分以外に向いていることに気づいて、自分に注目してほしくてあえて「ジャマ」をしているのです。何か要求がある場合もありますが、近くで過ごしたいという甘える気持ちが含まれていることもあります。
5.窓際
窓際に座っているときは、気になる外の様子をチェックして、鳥や車など動くものを眺めて楽しんでいることがあります。特に鳥や虫が視界に入るような場合は、狩猟本能から目が離せないかもしれません。
また、日当たりの良い窓辺では、猫が好きな日光浴をしていることもあります。特に午前中の光を浴びるのが好きな猫もいるので、飼い主が近くにいても、暖かくてリラックスできる窓際を選んで過ごしていることもあります。
座っている猫への接し方のポイント
猫が座っている場所には、そのときの「本音」がダイレクトに現れています。「飼い主に甘えたい」「ちょっと静かに眠りたい」など、そのときに考えていることが行動として表現されているのです。基本的には、無理に移動させたりスペースを奪ったりせず、そこにいる猫をそのまま尊重することが大切です。
人の近くにいるときは安心やスキンシップを求めているので、優しく撫でたり、あるいはおもちゃで遊んだりして猫の求めていることに応じてあげましょう。
一方、高い場所や狭い場所に入り込んでいるときは、誰にもジャマされないひとりの時間を求めている可能性があります。特に体調不良ではないなら、時々様子を見る程度に留めて猫が自分で出てくるまで放っておきましょう。
猫とのコミュニケーションでは、基本的に猫から近づいてきたとき相手をすると猫は安心します。そのため、猫が座っている場所で気持ちがわかれば、触れ合うタイミングもわかりやすくなるでしょう。

