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44%の女性が「インナーのラインが気になって着たい服を諦めた」 ユニクロが探る現代女性の“下着への本音”

44%の女性が「インナーのラインが気になって着たい服を諦めた」 ユニクロが探る現代女性の“下着への本音”

現代女性の“キレイなインナー”の基準

 現代女性にとって、「インナーがキレイに見えること」とはどういうことかを問うと、最も多かった定義は「洋服の上から見たときに、インナーの凹凸や縫い目が全く目立たないこと(40.8%)」で、これは、「バストやヒップの形を、理想的な高い位置でキープできていること(37.8%)」を上回りました(調査グラフ 8、複数回答)。

 インナーによって得られる見た目の造形以上に、ラインを響かせずに服をキレイに着こなすことが重視されていると見られます。一方で、「インナーのラインが響くことが気になって、着たい服を諦めた」経験があると44.8%が回答しており(調査グラフ9)、現代女性がインナーに求める理想と現実とのギャップが見られました。

 ユニクロはこの他にも、ワイヤレスブラ(ノンワイヤーブラ)についての印象や、ユニクロが展開する「BaseFit Inner」のコンセプトである、「体に心地よくフィットしながら、響きにくい、服をキレイに着るためのインナーを選ぶ」という購入基準に対してどう感じるかについても、調査しています。

ユニクロに聞いた

 今回編集部は、ユニクロに本調査を実施した背景や、結果から見える下着への本音や、女性のライフスタイル・価値観の変化について聞きました。

――「女性のインナーに関する意識・実態調査」を実施した背景や目的を教えてください

UNIQLO:従来、インナーは「着用時の快適さ」や「サポート力」といった機能面が重視されてきましたが、日頃の社内ヒアリングやお客様の声を通じて、実際にはそれだけでなく、「服を着たときにきれいに見えるか」「適度な補正感があるか」「服と自然になじむか」といった、よりファッションとの関係性を重視して選ばれているのではないかという、インナーに求められる価値が多様化していると感じたことを背景に実施しました。

 こうした仮説を検証し、顕在化していないお客様のニーズやインナー選びの新しい基準を明らかにするため、本調査を実施しました。実際に、インナーと衣服の関係性の中にある潜在的な悩みや「服をきれいに着たい」というニーズは、これまで十分に言語化されていない領域でもあります。

 また、近年はナイトブラの広がりや、コロナ禍を経たライフスタイルの変化により、インナーに対する意識そのものも変化していると考えています。実際に「自然体でいたい」という価値観の広がりや、着心地やストレスの少なさを重視する傾向が見られており、従来の「補正」中心の価値観からのシフトも感じられます。

 当社としても、ワイヤレスブラやブラトップなど、快適性と見た目の美しさを両立する商品を長年提案してきた背景があり、そうした商品の価値がどのように受け止められているのかを改めて捉え直す意味でも、本調査を実施しました。

――調査結果から見えてきた、女性のライフスタイルや価値観の変化について、特に印象的だったポイントは

UNIQLO:今回の調査で特に印象的だったのは、インナーに対する価値観が、ライフスタイルや働き方の変化とともに明確に変わりつつあることが、具体的な数値として表れた点です。

 インナーの選び方が変わったと回答した方が約4割にのぼったことからも、インナーは単なる衣料品ではなく、日々の生活の質に直結する存在であることが改めて浮き彫りになりました。

 また、インナーの不快感によって集中力が低下する方も3割程度いらっしゃることも確認でき、インナーが単なる下着ではなく、日常のパフォーマンスに影響を与える要素であることも示唆されています。

 さらに、「美しさ」の定義においても変化が見られ、従来の補正機能と同程度に「服に凹凸が響かないこと」が重視される結果となりました。これは、インナーが“体を作るもの”から、“服を美しく着こなすためのベース”へと役割を変えつつあることを象徴していると感じています。

――「インナーの影響で着たい服を諦めてしまう」という声について、具体的にどのようなシーンが多いのでしょうか。開発時の調査やユーザーの声の中で印象的な事例があれば教えてください

UNIQLO:「インナーの影響で着たい服を諦めてしまう」という声は、特に服を着たときの“見え方”に関わるシーンで多く見られます。具体的には、薄手のブラウスやニット、タイトなトップスなどを着用する際に、インナーのラインや段差が表に響いてしまうことを気にして、コーディネートを変更するといったケースです。

 こうした実態は調査結果にも表れており、約44.8%の方がインナーを理由に着たい服を諦めた経験があるとの回答結果でした。

 また、お客様からは「自然なシルエットで服に響かないため、薄手のブラウスやニットでも安心して着用できる」「タイトな服でもラインが気にならない」といったお声もいただいています。

 当社が展開する「BaseFit Inner」シリーズも、こうした“服をきれいに着こなすためのインナー”という発想から訴求を展開しており、お洋服を着た際にインナーが影響しないことで、着たい服を自由に選べるようになるという価値を提供し、単なる下着ではなく、コーディネート全体の完成度や選べる服の幅にまで影響する存在であることをお客様に周知していきたいと考えています。

――インナー選びにおいて、消費者がやってしまいがちな失敗や、避けた方がよいポイントを教えてください

UNIQLO:薄手の生地の白いトップスやボトムスを着用する際、透け感を気にして白色のインナーを選ぶ方が多いですが、この場合インナーが透けてしまうことが多いです。

 少し血色感のあるピンクや肌馴染みの良いベージュをお選びいただくと透け感が軽減されるのでお薦めです。また、快適さとフィット感のバランスを重視される方は店舗で試着もできますので、試着をして購入していただければと思います。弊社のサイトにサイズガイドがありますのでご参考にしていただければと思います。

――トップスやボトムスなど、服の種類ごとにインナーを選ぶ際のポイントは

UNIQLO:タイトなシルエットのトップスなどは、キレイなバストメイクが叶うように設計されているワイヤレスブラ/3Dホールドがおすすめです。シンプルなデザインのワイヤレスブラなので、装飾部分のアタリも出にくいです。

 これからの時期に活躍する薄手のシャツやシアー素材のトップスは、ブラトップがおすすめです。ブラとトップスが一体となっているので、レイヤードの煩わしさもなく、インナー見えも気になりません。

 薄手の生地やタイトなボトムスは、シームレスショーツを選んでいただけたらと思います。薄手のシームレス素材なのでショーツの形が響きにくいです。

――「服に響かないインナー」を実現するうえで、ユニクロが設計・素材面で工夫している点は

UNIQLO:例えば、ワイヤレスブラ/3Dホールドは装飾のないシンプルなデザインにし、背面も生地と生地の間に伸縮性に優れたシリコンメッシュプリントを施しています。

 線ではなく面で支えることで、食い込みにくく、背中の段差もできにくくなり、服の上からも背中が美しく見えるように設計しています。カラー展開も、さまざまな肌色を研究して、肌を美しく見せながら透け感が気になりづらいカラーを揃えています。

 シームレスショーツは圧着することで、縫い目がないシームレス構造を実現しています。

 また、エアリズムブラトップ群はアンダーゴムを使わないヘム仕上げにし、見た目も着用感もすっきりするように工夫しています。

――「自然体でいたい」と回答する女性が増えている傾向について、商品開発や売り場の現場で実感している変化は

UNIQLO:弊社に寄せられるお客様の声でも、「自然なシルエットが出ること」へのご評価の声をいただいております。また、リピート率の高いこともあり、上記のようなポイントが根強く支持されている理由の一つであることも実感しております。

――この変化を踏まえ、今後ユニクロとして提案していきたいインナーの方向性や展望について

UNIQLO:今後も、BaseFit Innerのコンセプトである「体に心地よくフィットしながら、服に響きにくく、服をきれいに着るためのインナーを選ぶ」という視点を、お客様にお伝えしていきます。

 今回の調査では、インナーに求められる価値が、「服を美しく着こなすための存在」へと広がっていることが確認できました。ユニクロはこれからも、インナーを単なる下着ではなく、「服の美しさを引き立て、着たい服の選択肢を広げる存在」として提案していきます。生活者の価値観やライフスタイルの変化に向き合いながら、新たなインナーの価値を届けてまいります。

(了)

取材協力:UNIQLO

配信元: ねとらぼ

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