育児を協力するということ
4月になり、双子は無事に保育園に入園しました。 送りは智裕、迎えは私。 夕食の準備は、レシピアプリを見ながら智裕が半分を担当しています。
「真央! 今日は俺がハンバーグ作るから、真央は子どもたちとお風呂入ってて!」
キッチンから聞こえる威勢のいい声。 焦がしたり、味が薄かったりすることもあるけれど、今の彼は「指示待ち」ではありません。
「ママ、おいでー!」
そらとりくが、私の両手を引きます。 あの時振り払ってしまった手は、今、しっかりと私の指を握り返してくれています。
「……うん、今行くよ」
限界まで追い詰められて家を飛び出したあの日は、確かに地獄でした。 でも、あの絶望がなければ、私たちは「家族」の形を修復できなかったかもしれません。
完璧な母親なんて、いなくていい。 ただ、一緒に悩み、一緒に泥にまみれてくれるパートナーがいれば、双子育児の「大変さ」は、いつか笑い話に変えられる。
夕暮れ時、四人で並んで歩く影。 その影は、以前よりもずっと力強く、地面を踏みしめていました。
あとがき:「完璧」を捨てた先に、握り返した手のぬくもり
ハッピーエンドとはいえ、すべてが魔法のように解決するわけではありません。智裕の料理は失敗することもあるし、育児の大変さは続きます。しかし、「一緒に泥にまみれてくれる人がいる」という安心感こそが、真央を救いました。かつて振り払ってしまった小さな手が、今はしっかりと握り返されている。その確かな重みが、明日への希望です。完璧な母親を目指して苦しんでいる全ての女性へ、エールを込めて結びました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

