「家族だから」とがまんしてきたけど…
帰り道、つかれはてた充は泣き止まず、夢は「写真ぜんぜん撮れなかった…」と半泣き状態。
一方の英次兄ちゃんは、撮影中ずっとスマホのパズルゲームに夢中だったらしく、ほとんど姿が見えなかった。そして、サトルくんの暴走を一度も止めようとしなかった。
「……もう、ムリ」
私は車を運転しながら、心の中で決意した。
「家族だから」「兄だから」そう思ってがまんしてきたけれど、私の大切な友だちや、愛する子どもたちの笑顔まで犠牲にする権利はだれにもない。
数日後、私は兄に連絡を入れた。
「兄ちゃん、啓子さんの育児方針や兄ちゃんの態度のこと、一度ちゃんと話がしたいの」
しかし、兄から返ってきたのは、あまりにも危機感のない、人をバカにしたような返信だった。
「啓子もわる気はないんだよ。サトルも初乃たちに会いたがってるし、今週末もそっちに行っていい? グチなら俺が聞いてやるからさ」
(この人…何もわかっていない)
私はスマホをにぎりしめ、次の行動に出ることを決めた。
あとがき:「家族だから」の免罪符
自分の子どもを叱る時、他人のせいにする…この「わるものづくり育児」にイラッとした経験があるママはおおいはず。啓子さんの態度は、子どもに善悪をおしえる責任を放棄している証拠です。
せっかくの友人との思い出をだいなしにされ、子どもたちのかなしむ顔を見るのは、親として耐えがたい苦痛ですよね。「家族だから」という免罪符で、こちらの好意を土足でふみあらす人とは、一度、距離をおく勇気が必要なのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

