老々介護の負担を減らすために相談時に押さえたいポイント

老々介護について相談前に整理しておくとよいことを教えてください
老々介護について相談する前には、まず何に困っているのかを整理しておくことが大切です。
例えば、食事や通院、見守り、排泄、入浴など、どの場面で負担が大きいのか、いつ、どれくらいの頻度で困っているのかに加え、誰にどのような負担がかかっているのかをメモしておくと、状況を伝えやすくなるでしょう。
併せて、介護を受ける方の心身の状態や通院状況、服用中の薬、家族構成、家族がどの程度介護に関われるかも確認しておくと役立ちます。
さらに、「平日の見守りだけでも頼みたい」「通院の付き添い負担を減らしたい」など、希望や条件をある程度明確にしておくと、相談先から具体的な支援を受けやすくなります。
相談時には、健康保険証や介護保険被保険者証、要介護認定結果、診療情報がわかるものがあれば持参すると、よりスムーズです。
老々介護について相談した後に確認しておきたいことを教えてください
老々介護について相談した後は、まず相談の内容や受けた助言を整理しておくことが大切です。どこに相談したのか、どのような支援や制度を案内されたのか、次に何をすべきかをメモしておくと、その後の対応を進めやすくなります。併せて、紹介された介護サービスや制度の内容、利用条件、費用なども確認しておくと、実際に利用を検討する際に役立ちます。
また、相談をきっかけに決まったことは、そのままにせず具体的な行動につなげることも重要です。例えば、以下のような対応が考えられます。
・介護保険の申請
・家族での話し合い
・自宅環境の見直し
・福祉用具の検討
さらに、介護を受ける方の状態や生活の変化、介護する側の負担感も継続して記録しておくと、再度相談する際に状況を伝えやすくなります。
緊急時や介護が限界に近いときはどこに相談すればよいですか?
緊急時や介護が限界に近いと感じたときは、まず地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談し、利用できる介護サービスや支援先を確認しましょう。
体調不良や介護の継続が難しい場合は、ショートステイや訪問介護、デイサービスの利用を検討する方法もあります。発熱やけが、意識障害など急を要する症状がある場合は、医療機関や救急窓口への相談を優先しましょう。
編集部まとめ

ここまで老々介護の相談先についてお伝えしてきました。老々介護の相談先についての要点をまとめると以下のとおりです。
老々介護とは、65歳以上の高齢の方が、同じく65歳以上の家族を介護している状態を指す。介護する側、される側の双方が高齢であるため、心身や生活面の負担が重なりやすい
老々介護の相談先には、地域包括支援センター、ケアマネジャー、自治体、社会福祉協議会、医療機関の相談室などがある
老々介護の負担を減らすためのポイントは、一人や家族だけで抱え込まず、地域包括支援センターやケアマネジャーなどに早めに相談し、訪問介護やデイサービス、ショートステイなどを活用することが挙げられる
老々介護は、気付かないうちに負担を抱え込みやすい問題です。無理を重ねる前に相談先や利用できる支援を知っておくことが、今後の生活を支える大切な備えにつながります。
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
淀川区における老老介護の現状と課題|学校法人 大阪滋慶学園 厚生労働大臣指定校 大阪医療福祉専門学校
認知症に関する相談先|厚生労働省
地域包括支援センター(高齢者あんしん相談窓口)|北本市
家族介護者支援マニュアル|厚生労働省

