
カフェドゥチルミルのスタッフたち
あいの実が運営する、医ケア児(※1)ママが働くカフェ「カフェドゥチルミル」は、READYFORにて6月5日(金)10:00〜7月26日(月)23:00の51日間のクラウドファンディングを開始した。テラス席のアウトドア家具更新とスポットクーラー購入資金として、第一目標60万円の調達を目指す。
「制度の周辺」で歩んできた2年

カフェドゥチルミル・レジ棟
カフェドゥチルミルは2024年4月、仙台市泉区にオープンした。
カフェの開設と運営は、仙台あばいんプロジェクト(※2)。あいの実が、医ケア児ファミリーのくらしを支えるために重ねてきたいくつもの取り組みの一つだ。
同法人は2005年の設立以来、訪問介護とデイサービスで重症心身障がい児者や医ケア児者のケアを担ってきた。その20年あまりで見えてきたのは、親、とりわけ母親の、社会との断絶だった。
24時間続く医療的ケア(※3)。急な発熱、急な入院。命を守る責任はあまりに重い。それでも社会とつながっていたい――そう願う母親たちが、子を預けてカフェに立つ。
医ケア児の親にはどのくらい休む時間が必要なのか、シフトはどう組み立てるのか、急な欠勤をどう支え合えるのか。日々の運営の中で答えを探り、いずれは他の事業者にも参考にしてもらえる実践として示したい――そうした願いのもとでカフェは始まった。
5人のスタッフ、月95時間

笑顔で働くカフェスタッフ
カフェの担い手は5人の母親だ。平均勤務時間は1人あたり月95時間。コーヒーをドリップし、ホットサンドを焼き、ピアサポートに耳を傾ける。
シフトは互いの体調と子の状態を見ながら、本人たちが組む。急な欠勤が出れば、別の誰かが入る。「働くって、どうしてこんなに楽しいんでしょうか」――そう笑うスタッフの言葉は、2年で積み重ねてきた事実の上にある。
