ついに義姉と対決のとき
そんな中、何も知らない啓子さんから私に電話がかかってきた。
「ねえ〜初乃さん、今度の連休、そっちの別荘…じゃなかった、家を貸してくれる?サトルが"庭で水遊びしたい"って言ってるの。あ、バーベキューの用意もおねがい!はたらいてないから、ヒマでしょ?私のビールもよろしくね〜笑」
私は受話器をにぎりしめ、ひややかな声で答えた。
「啓子さん…申し訳ありませんが、もうあなたにお貸しする場所も、提供する食事もありません。今後は、弁護士をとおしてのお付き合いになりますので」
「…はあ? 何、言ってるの? 冗談やめてよ、英次に言いつけるわよ!」
「どうぞ…兄に代わりますね」
私はとなりにいた兄にスマホをわたした。 兄はふるえる手でスマホをうけ取ると、はっきりとした声で告げた。
「啓子、もうおわりだよ。離婚届と調停の通知を会社(啓子のパート先)におくったから。二度と初乃たちに近づくな」
電話の向こうで啓子さんの絶叫がひびいたが、兄はしずかに通話を切った。その横顔には、ひさしぶりに男としてのつよい決意が宿っていた。
あとがき:NOと言える勇気が、未来を変える
証拠の録音データから聞こえてくる、啓子さんの豹変ぶりには背筋が凍ります。産後の初乃さんを「ヒマでしょ?」と決めつける図々しさには、もはや言葉も出ません。
でも、もう初乃さんは以前のように泣き寝入りはしません。夫や弁護士という心強い味方と共に、冷徹に「NO」を突きつけるシーンは、これまでのモヤモヤを吹き飛ばす、反撃の第一歩として非常に重要な局面です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

