投資と不倫…イヤな予感しかしない
(投資……)
その単語を聞いた瞬間、私の背筋につめたいものが走った。「不倫」という弱みをにぎりながら、あまい言葉で金銭的な話を持ち出す。それは、最悪のパターンの始まりではないだろうか。
「奈々…お金を貸したりしてないよね?」
「えっ?まさか! 彼はプライドが高いから、"女からお金を借りるなんて絶対にしない"って言ってるよ。ただ、2人でしあわせになるための資金計画を話してるだけ!」
奈々は自信満々に答えたが、その「資金計画」という言葉自体があやしさ満点だ。
マサという男は、奈々の「一途で尽くす性格」を完璧に理解し、利用しようとしている。
(このまま見守っているだけでは…手おくれになる)
奈々の家庭が崩壊する前に、そして、彼女が取り返しのつかない詐欺やトラブルに巻き込まれる前に、私が「悪役」になってでも目を覚まさせなければならない。
私は決意した。次に奈々と会う時、オブラートを全部ぬぎすてて、真実を突きつけることを。
あとがき:「悪役」になる覚悟
マサの正体がうっすらと見え始め、ゾッとする回です。「独立」や「投資」…不倫という秘密を共有した途端、お金の話を混ぜてくるのは典型的な手口。奈々はそれを「2人の未来のため」と信じていますが、傍から見れば、弱みをにぎられた上での搾取でしかありません。
本当に相手を思うなら、相手が最もうしないたくないもの(子どもや社会的地位)を危険にさらすはずがないのです。静香が「悪役」になる覚悟を決めたシーンは、真の友情とは何かを問いかけます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

