犬は成長すると性格が変わる?

結論から言うと、犬の性格は成長とともに変わっていきます。ただし、まったく別の犬のようになるというより、子犬期から成犬期、さらにシニア期へ進む中で、警戒心や落ち着き方、甘え方などが少しずつ変化していくイメージです。
社会化と経験が増える
子犬のころは、目に入るものの多くが“初めて”ですが、成長過程で人、犬、音、場所、乗り物などに少しずつ触れることで、「大丈夫なもの」と「警戒したほうがいいもの」を学んでいきます。その結果、以前と反応が変わることがあります。
学習が進んで行動が固まる
犬は経験から多くのことを学びます。たとえば、吠えたら要求が通った、怖い場所は避ければ済んだ、といった経験が重なると、それが行動パターンとして定着していきます。
性格が変わったように見えても、実際には学習の結果であることも少なくありません。
成長段階ごとの変化がある
犬には思春期、成熟期、シニア期といった段階ごとの変化がみられ、思春期には“試すような行動”が目立つことがあり、成犬になると落ち着きが出てきます。
さらにシニア期に入ると、不安が強くなったり、甘え方が変わったりすることもあります。
よくある性格の変化5つ

成長とともに、犬にはどんな変化が出やすいのでしょうか。飼い主が「うちの子、変わったかも」と感じやすい例を見ていきましょう。
1.子犬のころより吠えるようになる
小さいころは平気だった音や人に対して、成長後に吠えるようになることがあります。これは、周囲への警戒心が育ってきた結果かもしれません。
「急に問題行動が増えた」と感じても、成熟の過程で反応が変わってきた可能性があります。
2.怖がりになったように見える
子犬のころは勢いで近づいていたものに対して、成犬になると慎重になることがあります。
これは臆病になったというより、「知らないものには少し距離を取る」という反応の表れかもしれません。とくに社会化の経験が少ないと、この変化が大きく見えることがあります。
3.落ち着いて大人しくなる
成長とともに、刺激に対していちいち大きく反応しなくなる犬もいます。経験が増えることで、何が危険で何が平気かが分かってきて、行動にも余裕が出てきます。
子犬期の落ち着きのなさが目立っていた子ほど、成犬になって変化を感じるかもしれません。
4.思春期に“反抗的”に見える時期がある
指示を聞かない、わざとやっているように見える、呼んでも来ない――そんな時期が出ることがあります。
これは人でいう思春期のようなもので、試すような行動が増えることがあります。この時期に強くぶつかるより、一貫した対応を続けることが大切です。
5.甘え方が変わる
子犬のころのようにベタベタしなくなる犬もいれば、逆に成長してから甘えが強くなる犬もいます。
落ち着きが出たぶん距離感が変わることもあれば、安心できる相手として飼い主に寄るようになる場合も。甘え方の変化も、成長の一部としてよく見られます。

