脳トレ四択クイズ | Merkystyle
吉永麻衣子『パンどろぼう』に挑む。フライパンパン誕生の裏側も

吉永麻衣子『パンどろぼう』に挑む。フライパンパン誕生の裏側も

大人気絵本『パンどろぼう』のレシピ本も手がけたパン料理家・吉永麻衣子さんですが、2年間レシピ本が出せなかった時期があったといいます。SNSに「タイパ」という言葉があふれる中で自信を失い、悩み続けた末にたどり着いたのが、フライパンパンでした。『パンどろぼう』の舞台裏やフライパンパンが生まれた経緯を、クックパッドのポッドキャスト番組「ぼくらはみんな食べている」で語ってくれました。

「やります、やります」大人気絵本『パンどろぼう』レシピ本、その舞台裏

本屋に行けば、必ずと言っていいほど目に入る大人気絵本『パンどろぼう』。2022年に発売されたこの絵本のレシピ本を手がけたのが吉永さんです。オファーのメールには絵本のタイトルは書かれていませんでしたが、出版社の名前を見た瞬間に直感が働いたといいます。

「この出版社はもしかして……?みたいな感じで『やります、やります』と返信しました」

案の定、絵本の正体が『パンどろぼう』だと判明。絵本を1ページずつくまなく広げ、登場するパンをすべて書き出し、どれを選ぶかを考える作業が「本当に幸せだった」と振り返ります。

ただ、絵本である以上、パンの中身まで設定されていないものも多く、作者の柴田ケイコさんにZOOMで確認を取ることに。

例えばウサギが持っているパンの中身。「これはイチゴジャムですか」と勝手に決めるわけにもいかず、読者それぞれのイメージを壊さないよう、細かい設定を一つひとつ確認しながらレシピを組み立てていきました。

緊張の場面もありました。シリーズに登場するクマのキャラクターは、目の角度に細かいこだわりがあります。「にっこりしちゃダメ」で「すんっ」とした表情でなければならず、目の角度が正しく再現できているか、撮影のたびに確認を重ねたそうです。

「今まで散々フライパンパンだとか、スティックパンだとか、好きなことやってきたけど、この時はすごい緊張感があって。でも、すごく楽しかったです」

「このままでいいのかな」タイパブームに揺れた2年とフライパンパンの誕生

実は吉永さんには、2年間、本が出せなかった時期があるといいます。それはSNSに「タイパ」という言葉があふれ始めた頃のことです。

「私のレシピは、作業自体は5分とかですけど、冷蔵庫で8時間寝かせたりとかするので、材料から焼き上がりまで、下手すると24時間とかかかっちゃうんですよね。タイパの流れの中で、本当に求められてるのかわからなくなってしまいました」

悩み続ける中で、吉永さんは「自分に素直にやってみよう」と決めます。今の自分の生活を改めて考えた時に浮かんだのが、「1時間後に子どもたちが帰ってくるから、焼きたてのパンをおやつにしてあげたい」という場面でした。そこからたどり着いたのが、フライパン1つで60分のパン作りです。

「反響の良かったものをブラッシュアップし続ける中で、だんだん自信がついてきました。子どもも喜んで食べてくれるし、作ってくださった方も喜んでくれる。それがわかって、いよいよ本にしたいと思い始めました」

こうして生まれたのが、最新刊『がんばらなくても、絶対おいしい!フライパンパン』だったのです。

提供元

プロフィール画像

クックパッドニュース

日本No.1のレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。人気レシピの紹介や、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザをお届けしています。