本音を伝えると…!?
しばらく沈黙が続いたあと、彼は私の言葉に腹を立てたのか、「じゃあ俺は誰と行けばいいわけ? ほかの女と行けってこと?」と言い放ちました。
私はすぐに、「そういう話じゃないよね?」と返しました。けれど彼は舌打ちし、「もういいよ。連れてきてもらって文句かよ」と言って、一方的に会話を終わらせてしまったのです。
その後、高速道路を降りると、彼はすぐ近くにあった駅の前で車を停めました。そして、「降りて。ここからはひとりで帰って。せっかくのデートが台無しだよ」と言い、振り返ることなく走り去ってしまいました。
この夜、私は怒りよりも、疲れと虚しさを感じました。彼に悪気はなかったのかもしれません。けれど、サプライズという形であっても、苦手だと伝えていた場所へ連れて行かれるのはつらいものです。
相手を喜ばせたい気持ちがあっても、自分の「楽しい」を押しつけてしまえば、思いやりとは少し違うものになってしまうのだと感じました。サプライズをするときこそ、相手が本当に喜んでくれるかどうかを考えることが大切なのだと、今でも思い出す出来事です。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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